次世代へバトンを渡した最終型モデル「Coleman 200A グリーン」
2024.11.20
2022.02.15
こんにちは!
一部トレファクスポーツ店舗ブログを書いている『孤高の登山好き』です。
本日はコールマンを代表するヴィンテージランタン200Aの中でも、約半年程しか生産されていない希少な『バーガンディー』について語ってみたいと思います!
200Aランタンの種類をおさらい!
200Aランタンを知っている人も知らない人も、まずは200Aランタンが製造された1951~1983年の間で分けられる種類(愛称)を確認してみましょう!
200Aランタンの面白い所は、古いから価格が高いという単純な仕組みではなく、ユーザーが求める要素次第で、年数や製造年数の期間だけではない価値が付くという点かと思います。
例を上げれば比較的多く製造されている個体も、バースデーランタンであればその方にとっては他にはない価値が上乗せされるからです。
製造年数と愛称
約32年間製造された200Aは製造開始から少しづつ改良されたり、逆にコスト削減等の理由により簡略化されたパーツなどが付いたり、色が異なったりと、同じ200Aでもマニアにとっては全くの別物として認識されています。
同じ200Aでも大きく分けて年代や仕様で以下のような愛称で認識されています。
※各名称をクリックすると過去にご紹介したページを御覧頂けます。
4、バーガンディー(1961-1962年頃) ←今回ご紹介している個体です。
6、Patent Pending(パテペン) (1965-1970年頃)
種類を分ける要素
200Aランタンを種類別に分ける要素として以下のポイントがあります。
1、ベンチレーターの高さ
2、各素材
3、色
4、デカール
5、パーツ構造
色が異なったり、デザインが異なれば一目で違うモデルであると感じ取れますが、パッと見ではどこが違うのか判断が難しい所までモデルを分ける要素がありますね。
各モデルの細かな違いは今回のブログでは割愛させて頂きますが、細かな違いをしっかり認識する事で、オリジナルではない個体、所謂パーツ違いの個体を見抜く事が出来ますので、オークションなどで購入される際は、しっかり目利きするスキルが必要となりますので、皆さんご注意下さいね。
バーガンディ―と呼ばれる200A
では本題ですが、200Aランタンの中でも製造年数が少なく存在する個体数が少ないモデルは希少とされる傾向があります。
これはランタンだけではなく、世の中のプレミアムなアイテムはほぼ全て同じ事が言えると思います。
需要が供給を上回れば、必然的に価値が上がるという訳です。
圧倒的に数が少なくても需要がなければプレミアム化する事はありませんので、いかに欲しい人がいるか?が最も重要なキーワードになってきます。
今回ご紹介するバーガンディ―の200Aランタンは、200Aランタンの中でもクリスマスランタンに次ぐ入手困難さから、希少性の高いランタンでもあります。
何故希少なのか?
希少になった経緯から説明しますが、以下2点が主な理由となります。
①1961年後期~1962年中期頃までと製造期間の短さ
②製造が終了した理由は『不評』だったから
バーガンディーと称される理由は、そのまま色味を表現しているもので、同じ赤色でも『赤紫』に近い濃い紫色のようなカラーリングからそう言われています。
『バーガンディー』の前モデルは『イエローデカール』と呼ばれたモデルですが、製造期間は約8年間程と安定したクオリティを保っていました。
このイエローデカール時期は、200Aを象徴する『赤色』は朱色とまでは言いませんがオレンジよりな明るく鮮やかな赤色をしていたモデルだった為、急な色味の変化は当時相当ユーザーから不満が上がったようです。
何故、この色味にしたのかは分かりませんが、コールマン製品としては珍しく『改悪』だった黒歴史だったようです。
しかし、わざわざイメージを悪くする必要性はなく、現に構造などの改善を企業的には推し進めている点から、一般的に考えて塗装の品質を良くする事で塗装剥がれ等への対策をしたのではないか?とも思えますね。
その為、色を厚く塗った事で色が濃くなった?可能性もありえそうです。
理由はともあれ、見た目イメージが不評だった事は、一年も経たず製造を元のカラーリングへ戻している様子を考えると相当だったものと伺えますね!
製造年数が短い=数が少ない
不評であった=数が少ない
時が流れ、200Aをコンプリートしたいコレクターが増える=需要増
この方程式は先にご紹介した『価値の上がる』仕組みに当てはまります。
バーガンディーの色味
バーガンディーと呼ばれているモデルの為、通常の200Aと比べるとその違いを実感する事が出来ますが、同じバーガンディ―の個体でも僅かに色味の違いを感じる事があります。
今まで見た事のあるバーガンディ―の色味は、『高貴』と言う言葉がピッタリな程、深い赤紫色の個体から、これは…『さつま芋???』と思わず言ってしまいそうな明るめの赤紫な個体まで存在しています。
200Aランタンを集めていると、明確な8種類の個体違いをコレクションした後は、更に8種の個体差の中でも、色味の違いなど細分化してコレクションが増えていく傾向です。
これがまさに『ギア沼』、『ランタン沼』と呼ばれる底無し沼の正体という訳です。
気になる状態とお値段は?
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ブランド:Coleman(コールマン)
モデル:200Aランタン(バーガンディ―)
製造年数:1962年2月製
程度:キズ・ヨゴレ有
当店販売価格:132,000円(税込)
トレファクONLINE出品中!!
詳しくはコチラ⇨⇨⇨https://ec.treasure-f.com/item/5506000386168112
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今回ご紹介する個体は、バーガンディーの中でも比較的明るめなバーガンディ―色の個体かと思います。
濃い目のバーガンディ―はベンチレーターももっと濃い色をしている傾向で、明るめのバーガンディ―はベンチレーターの色味はこの個体のようにタンクの色味よりも若干明るさがあるかと思います。
例えるなら通常の200Aを点火した後のベンチレーターは熱で色味が濃くなりますが、あの濃さに近い色味がバーガンディ―の濃い色味に近いかと思います。
全体的に小傷がありますが、大きく見た目を損なうような状態ではありませんので、バーガンディ―200Aを初めて手に入れたいとお考えの方におススメです。
バーガンディ―自体数が少ないので、現物を見れる機会も少ないかと思います。
トレファクスポーツ多摩南大沢店では、他にも随時ヴィンテージランタンを30台以上展示・販売していますので、日頃見る事の出来ないヴィンテージランタンを是非見に来て頂ければと思います。
キャンプ用品大好きなスタッフが皆様のご来店お待ちしております!
トレファクスポーツアウトドア多摩南大沢店