ダブルとシングル、あなたはどちら?山岳テントの紹介!
2025.01.24
2025.01.24
皆さんこんにちは!ヨコリキィタです!
ひとえに登山といっても、種類は様々。
登った日に下山する日帰り登山。
山小屋に泊ってから翌日下山する小屋泊登山。
テントに泊ってから翌日下山するテン泊登山。
複数の山を経由していく縦走。
今回はその中でも、「テン泊」「縦走」
にかかわるブログとなっています。
今まで私は1500m前後の低山しか
登ったことがありませんが
いつかはテン泊や縦走にトライしたいです。
そんな私が今回紹介するのは
「テン泊」「縦走」に必要不可欠な
「山岳用テント」のお話。
では、早速紹介していきましょう。
今回紹介するのはこちらの2張り。
一見すると同じようなテントですが
それぞれに特徴があるんです。
左が『DUNLOP(ダンロップ) VS-22』
右が『ヘリテイジ ESPACE デュオ-X』
というテントです。
まず、この2つのテントのどこが違うか。
簡単に言うと、生地の枚数が違います。
VS-22はインナーテントとフライシートの
2枚構造。いわゆる「ダブルウォールテント」
ESPACEはインナーテントとフライシートが
一体化されていて「シングルウォールテント」
とそれぞれ呼ばれています。
それぞれのメリットとデメリットを
モデルごとのおすすめポイントと一緒に
説明していきます。
アイテム 登山用テント
ブランド DUNLOP
型番 VS-22
ライン コンパクトアルパインテント
備考 ブラウン
お問合せ番号 5509000073106-218
販売価格:¥29,700税込(¥27,000 税抜)
まず最初に説明するのはこちら。
ダブルウォールテントの
『DUNLOP(ダンロップ)「VS-22」』です。
オールシーズン対応のこのテントは
コンパクトアルパインテント
とも呼ばれています。
インナーのボトムには強度のある生地を採用。
フレームをテント本体の四隅に装備された
スリーブに差し込むことで本体の強度をUP。
また、フライシートがあるおかげで
わずかですが前室ができます。
軽い作業程度であれば問題なさそうです。
荷物を置くこともできるので
幕内の居住性を損なう心配もなくなりますね。
後方上部にあるベンチレーションのおかげで
テント内の空気の循環はもちろん
暑い日の風通しも確保できる仕組みです。
それではここからダブルウォールテントの
メリットとデメリットについて説明します。
「ダブルウォール」というくらいなので
テントの生地が2枚あるのが大きな特徴です。
インナーテントとフライシートの2枚。
前述しましたが、フライシートのおかげで
インナーテントの外に前室ができるので
靴や小物類を居住スペース外に出せます。
起床後にコーヒーを作るスペースとしても
活躍してくれそうです。
また、インナーテントとフライシートの間に
空気の層を作ることができるので
インナーテントの結露を防ぐことが可能。
朝起きて体がびしょびしょ
なんてことが防げるのがポイントです。
メリットにはデメリットがつきもの。
ということで続いてはデメリットについて。
フライシートを被せば、浸水を防げますが
設営中、インナーテントのみの時点では
雨水は入り放題。
しかも生地が2枚なので
単純に設営時間が伸びますよね。
それだけじゃありません。
インナーテントとフライシートの2つを
パッキングする必要があるので
シングルウォールに比べて重量があります。
最後に今回の2つのテントの
収納サイズと重量の比較をします。
それでは次に、シングルウォールの説明。
アイテム 登山用テント
ブランド ヘリテイジ
型番 A-16004
ライン ESPACE デュオ-X
状態 本体ヨゴレ・ボトム裏ヨゴレ有
お問合せ番号 5509000072932-218
販売価格:¥30,800税込(¥28,000 税抜)
そして次に紹介するのが
シングルウォールテントの
『ヘリテイジ ESPACE(エスパース) デュオ-X』
すでに廃盤になってしまっていますが
その人気は廃盤になった今でも続きます。
オールシーズン対応のテントで
テントの素材にはGORE-TEX素材と同じ
シェル素材が採用されていて
撥水・防水性には優れていそうです。
冬山にも問題なく使えそうです。
そしてそして、このテント何よりの特徴が
長辺側に丸っこく空いたドア。
これが相当評価されてるようです。
一般的な山岳用テントは
縦方向のドアが多いですが、こちらは横。
クッカーなどの小物を倒す心配が減るとか。
丸型のドアってどうなの?と思ったあなた。
これが意外にも入りやすいんです。
実際に入ってみましたが
見た目ほど窮屈ではなくスムーズな出入り。
前室が無いので靴は中ですが
体育座りをして脱げば無問題。
ドアはダブルファスナー採用。
使えばとわかる使い勝手の良さです。
さて、モデルの魅力はほどほどに
シングルウォールテントというものの
メリット・デメリットを説明していきます。
まず一番のメリットとして、、、
収納サイズの小ささと軽量性があります。
ダブルウォールテントはインナーとフライ。
シングルウォールは区分けが無く本体のみ。
これだけでもシングルとダブルの
どちらを選べばいいか決まりそうですが
それだけじゃありません。
当たり前ですが、本体は防水・撥水性に優れ
設営中の急な雨で室内が濡れる心配は無し。
天気が変わりやすい山ではありがたいですね。
そして何よりも、設営が非常に楽。
ダブルウォールの場合
インナーを建ててからフライを被せるか
フライを建ててからインナーを吊るすかの
2通りの設営方法があります。
設営に手間がかかりますね。
その点、シングルウォールであれば
フレームを通してペグダウンして終わり!
こんなにも楽なことはありません。
この時点では
シングルウォールに軍配が上がります。
ただ、もちろんデメリットもあります。
ここからはデメリットの話。
軽量性・携行性に優れていますが
ダブルウォールのように空気の層が無く
気温差で内側が結露しやすいんです。
雪山で使うとなると、翌朝幕内が凍ってる
なんてこともあり得ますね。
ただ、雪山にテン泊で行く時点で
その辺は想定内でしょうか、、。
また、前室が無いので荷物はすべて
幕内に収納することが大前提。
晴れてるから外に出して寝ちゃおう。
なんて油断してると
翌朝びしょびしょの靴で登攀することに。
冬山想定ですが、ただでさえ寒い雪山を
濡れた靴で登攀するのは避けたいですよね。
それぞれのメリットデメリット。良し悪し。
比べれば比べるほど正解はわかりませんが
最後に重量とサイズの比較をします。
左が
『ヘリテイジ ESPACE(エスパース) デュオ-X』
右が
『DUNLOP(ダンロップ)「VS-22」』
真ん中にあるのはコンビニに売ってる
600mlのペットボトルです。
こう比較してみると
意外にもシングルウォールの方が
少しだけ大きいことが分かりますね。
一般的な2Lのペットボトルと同等か
それよりも少し小さい位でしょうか。
サイズも大事ですが、もっと気になるのは
重量ですよね。
サイズは小さくても軽いほうが良い。
という方も多いと思います。
ESPACE デュオ-Xの重量は約1.65kg
VS-22の重量は約1.95kgという結果に。
こちらは当たり前といえば当たり前ですね。
単純なパーツの数が違いますから。
軽くて設営が非常に簡単。
ただ結露して幕内が凍る可能性がある
シングルウォールテントか。
構造上結露を抑えることができ
居住性も確保できる。
ただ少し重量がありフライシートありきの
ダブルウォールテントか。
どちらが正解。なんてことはなく
どちらを選んでも良し悪しがあります。
結局は使う人の好みになってくるので
ぜひ今回のブログを参考にしていただき
山の相棒を探してみてください。
私はまず、2~3,000m級の夏山登山。
これに挑戦してから冬山に挑戦します。
それではまた次のブログでお会いしましょう。
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