オイルランタンの金字塔「フュアハンド SUPER BABY 175」
2024.10.27
2023.10.24
どもどもこんにちは、YUGABOです。
現存するアウトドアブランドの中には創業から100年以上経過している歴史あるブランドが未だ残っているのを皆さんはご存じでしょうか?
皆さんの耳にも聞き馴染みのあるコールマンも創業から120年以上経過しているブランドで、創業当初から遡ると数々のヴィンテージアイテムが存在します。
他にもドイツ発祥のペトロマックスやスウェーデン発祥のプリムスなども創業から100年以上経過している歴史あるブランドは意外と残っているんです。
しかしながらそんな数あるブランドの中でもぶっちぎりに長い歴史を持つジャンルとして知られるのが「オイルランタン」なんです。
今回ご紹介するFEUERHAND(フュアーハンド)を始め、同様に人気の高いDEITZ(デイツ)なども創業から100年以上経過しており、その背景には戦時中に各国の軍用として採用されたなどの経歴が残っています。
今回はそんな軍用モデルとして当時製造をされていたフュアーハンドの希少なオイルランタン”176e”をご紹介いたします。
FEUERHAND(フュアーハンド) 1940~1942年 176e
こちらが今回ご紹介するフュアーハンドの176eというモデル。
実は見る人が見ると分かる希少なモデルなんです。
ちなみに176シリーズは他にも以下のような様々なモデルが存在します。
・176
・176stk
・176e
・176lu
今回ご紹介する「176e」は第二次世界大戦中に使用されていた軍用モデルで、推定1940年~1942年の約3年間という限られた期間でのみ製造されていたと言われています。
本体には軍用モデルとして戦時中使用されていたことを彷彿とさせる特徴が各所に隠されている為、1つずつご紹介していきますね。
まず1つ目の特徴として挙げられるのが、本体のカラーリング。
当たり前ですが、軍用で使用されていた個体の為ミルスペックなペイントが施されています。
無骨なカラーリングで、ミリタリー好きな方にはたまらないカラーリングですよね。
2つ目は176eのもっとも代表的な特徴として知られるこのマッシュルームヘッド。
通常のモデルにはないこの独特な形状は、戦時中光が漏れないようにし、上空から敵に居場所を悟られないようにする為にこういった形状になっているようです。
戦時中を考えるとこういった細かい仕様1つ1つが自身の命を守る大事な要素だったのでしょう。
最後は点灯に使われている芯が2分芯であるというところ。
見た目だと分かりにくいかもしれませんが、通常の176モデルでは3分芯が使用されている一方で176eでは光の大きさは小さくも長時間使えるように仕様変更されているんです。
戦時中を考えると当然、昼夜関係なく危険な状況下の為長時間使用できるようになっているのも頷けますね。
付属するグローブはオリジナルのJENA GLAS(イエナグラス)製のものが使用されています。
イエナグラスはフュアーハンドと同様ドイツ発祥の耐熱ガラスブランドとしてフュアーハンドの数あるランタンのグローブを手掛けたブランドで、現在でも続けられています。
余談ではありますが、第二次世界大戦後ドイツの東西分裂に伴いイエナも東西で製造拠点が分けられており、東ドイツ製と西ドイツ製のものが存在します。東はJENA(イエナ)、西はMAINZ(マインツ)で作られており、それに応じて刻印もされている為こういった歴史的背景も含めて楽しむことができますよ。
気になる状態は?
約80年近く前に製造された個体の為、キズやサビ、一部にペイントロスなどがあります。
またヘッドの部分に凹みがございます。
ただ年数等も踏まえると、状態としては良好な個体と言えるでしょう。
また流通数も少なく、一方でコレクションされている方も多い為、ぜひ気になる方はこの機会にご検討くださいませ。
コレクションされている方もいらっしゃるほど入手自体も難しくなっている為お探しの方はぜひこの機会にご検討くださいませ!
トレファクスポーツアウトドア府中甲州街道店では、
一部の商品をオンラインでも販売しております。
店頭で実物を確認いただける場合もありますので、気になる商品がありましたらぜひご来店ください!
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