年々個体数が減っているホエーブスの小型ストーブ「No.725」
2024.06.03
2024.06.03
どもどもこんにちは、YUGABOです。
当店でも数々のヴィンテージアイテムをご紹介してまいりましたが、今回は当店でも入荷頻度の低いヴィンテージアイテムのご紹介です!
ちなみに直近ではヴィンテージクッカーとしてホットン社のクッカーをご紹介させていただきました。
その時のブログがこちら⇩
スタッキングクッカーの始祖?ホットン社のビリー缶”ノンスティック加工”
ということで早速ご紹介に移りたいと思います!
ヴィンテージアイテム好きな方はぜひ最後までご覧くださいませ!
今回ご紹介するのはPHOEBUS(ホエーブス)というブランドのNo.725というモデル。
実際に紹介に移る前に。。。
そもそも皆様はホエーブスというブランドをご存じでしょうか?
ホエーブスはオーストリアのブランドで、野外用ストーブを初めて作ったのはおおよそ1920年代と言われています。
どうやらオーストリア陸軍の要請で野外用ストーブを製作したのが始まりのようです。
タンクのデカールにもありますが「MJR」というのがホエーブスのストーブを製作していた「ヨーゼフ・ローゼンタール金物製作所」を表しており、1990年代までマイナーチェンジを経ながら長い間製造され多くのユーザーに愛用されていきました。
日本に流入してきたのはWW2以降と言われている為、当時から登山をされていた方などは逆に懐かしく感じるかもしれませんね。
そんなホエーブスのストーブですが、今回ご紹介するNo.725通称”小ブス”ともう一つ大型のNo.625通称”大ブスというモデルが存在します。
No.725はガソリン専用のストーブですが、No.625はニップルを変更することでガソリンとケロシンの両方が使用できるモデルとなっています。
ちなみにNo.725のニップルは「F」表記となっております。
もっと詳しく見ていくと、No.725には製造の年代毎に以下の3つに分けることができます。
●旧旧型 (1972年以前製造 角缶)
●旧型 (1972年~1979年 丸缶)
●新型 (1979年以降製造 丸缶)
今回入荷したのは、新型の個体で1979年以降に製造された個体となります。
新型の特徴として透明のデカールが貼られております。
旧旧型や旧型と比べるとタンクからバーナーヘッドに伸びる部分が入り込む形になったり、風防やバルブホイールの仕様が異なるなどがありますが、それは旧旧型が入荷した時に併せてご紹介いたしますね。
さて、気になる状態面ですが、今回はご紹介に伴い実際に動作の確認を行っております。
ご覧の通り問題なく燃焼が確認できておりますのでご安心下さいませ。
またホエーブスは塗装が弱い個体が多めな印象ですが、本個体はキズやヤケなどはあるものの剥がれは少ない個体となっております。
付属品としては丸缶の他にエバニューが代理店を行っていた際の説明書やリペアパーツ・レンチなどが付属します。
製造年数:推定1979年以降製造品
状態:タンクキズ・ヨゴレ有
付属品:リペアパーツ・説明書・レンチ・丸缶付
備考:オーストリア製
動作確認:済
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は当店でも入荷頻度の少ないホエーブスのストーブNo.725をご紹介させていただきました。
製造から最低でも30年以上経過している歴史が詰まったストーブであり、実用性やコレクション要素も兼ね備えた1台となっております。
ぜひこの古き良きを体現したアイテムをその手で扱ってみてはいかがでしょうか。
トレファクスポーツアウトドア府中甲州街道店では、
一部の商品をオンラインでも販売しております。
店頭で実物を確認いただける場合もありますので、気になる商品がありましたらぜひご来店ください!
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