トレファクスポーツアウトドア三芳店

LE GRAND TETRAS(グランテトラ)の中でも希少な0.25Lと2Lサイズの水筒です。

2021.01.27

どうも、孤高の登山好きです。

先日川越にある老舗アウトドアショップから閉店の案内が来まして、閉店セールをするとの事。
まだ移転したばかりなのに閉店と聞いて、セール初日にお伺いしました。

平日でしたがオープンからかなり混み合っており、閉店を惜しむ常連らしき方々が多数来店されて
いました。

キャンプブームが現在も進行形で流行っていますが、登山寄りのショップさんは結構苦戦されている
ような感じがします。

私もメインは登山なので登山寄りのショップも、キャンプオンリーのショップも双方使いますが、
人がワイワイ多いのは後者のショップです。

登山用品も高価な物が多いんですが、基本身に着けられる数が決まっているため、買い替えのタイミング
以外ではあまり多くを購入する事はありません。

一方キャンプ用品は、簡単に言ってしまえば車に詰め込めるだけ道具を持っていけますし、
同じジャンルのアイテムでも用途別についつい追加購入をしがちです。

一括りにアウトドアブームとは言え、登山、キャンプというジャンルで分けてみると、
活況な市場はやはりキャンプ系に集中している現状を、考えさせられた一日でした。

さて、本日はフランス製の名ボトルメーカー『LE GRAND TETRAS(グランテトラ)』から、
レアな一番大きな2Lサイズと、最小サイズの0.25Ｌのご紹介です！

共にグランテトラの中でも入手困難なサイズになりますのでコレクトされている方は必見です！！

LE GRAND TETRAS(グランテトラ)

ここ日本でも90年代まで普通に登山ショップでは販売されていましたが、現在は既にブランドが
消滅してしまったため入手困難な水筒として有名ですね。

グランテトラは1910年代頃には製造が始まっていた歴史のある水筒です。

グランテトラの水筒はアルミで出来ていますが、内側はホーローでコーティング加工されているため
金属臭が水に移りにくく、また水の鮮度も保持されます。

ワインなどのお酒を入れてもコーティングがされているため、アルミを腐食しません。

グランテトラの水筒には鳥のマークが入りますが、シールタイプは70年～80年代の物で、スタンプ
はそれ以降の年代です。

この鳥ですが、ヨーロッパに生息しているライチョウなんだそうです。

90年代以降、ペットボトルの登場で水筒という1つのジャンルが日常から遠い存在になり、
時代の移り変わりが示すようにひっそりとその生涯を遂げました。

登山者が愛用した水筒

当時はペットボトルなんてなかった時代ですから水筒は登山の必須アイテムです。

バックパッキングブームと共に、ザックにグランテトラの水筒を括り付け歩く姿は
まさに当時のオールドトレッキングスタイルの象徴ともいえます。

素材はアルミなので岩などにぶつければキズが付き、ボコボコに凹みますが、それだけ
使い込んでいくにつれて自分だけの物になっていく道具感はなんとも趣があるじゃないですか？

ハードに使い変形したボトルは、持ち主のレベルや山行の困難さを物語り、熟練者としての
証でもあったのではないでしょうか？

様々な形状、サイズ、そしてカラーがありましたので、自分に合った物を選ぶ楽しみも
当時にはあったんだろうなと思います。

今でいえばナルゲンのような感じでしょうかね？

同じようボトルとしてマルキルやユンガーなどがありましたが、グランテトラ同様
現在では消滅してしまったブランドです。

グランテトラ最大と最小のボトル

では今回ご紹介するボトルは、グランテトラの中でも希少な2Ｌサイズと0.25Ｌサイズです。

2Lサイズは70年代～80年代頃の物で、ボトル形状は丸みが強いタイプですが、
片側は平らで平置きできるデザインです。

縦走やベースキャンプなどで使われていたかと思われますが、大きな凹みも無くボディの状態はとても
良いコンディションです。

下部に2ヵ所小さな凹みはありますが、あまり気にならない程度かと思います。。

ゴムパッキンがヒビ割れていますので、実使用するなら交換が必用ですが、パッキンは径が合えば
使えますので入手は簡単です。

次に片手に乗ってしまう、これまたカワイイ0.25Lサイズ。

まさにミニチュア版的なサイズ感で、ウィスキーなどの強いアルコール類を入れるボトルとして
使われていました。

サイズが丁度良いので個人的にはアルコール燃料を入れるボトルとして使いたいなと思います。

こちらの状態もとても綺麗で、凹み、パッキンの劣化はありません。
表面に小傷は付いていますが、とても状態の良いコンディションです。

こちらはスタンプ刻印なので80年代以降のアイテムです。

気になるお値段は…

ブランド：LE GRAND TETRAS(グランテトラ)
アイテム：ヴィンテージボトル
サイズ：2L
状態：下部に小さな凹み2ヵ所・ゴムパッキン劣化
年代：1970～80年代
店頭販売価格：12,980円(税込み)

ブランド：LE GRAND TETRAS(グランテトラ)
アイテム：ヴィンテージボトル
サイズ：0.25L
状態：細かなキズがありますが凹みなど無くキレイです。
年代：80年代以降
店頭販売価格：16,280円(税込み)

2Ｌサイズも0.25Ｌサイズもなかなか中古市場に出ないレアなサイズです。

大体最大サイズと最小サイズよりも、0.75Ｌや1Ｌ前後の使いやすいサイズが一番売れていた
はずなので、残っている個体というよりも販売された数が少なかったはずです。

ヨーロッパの蚤の市なんかでも見かける事がある程、ヨーロッパでは人々の生活の一部にも
なっていた水筒です。

マイボトルの定着など、ペットボトルの登場から現在では脱ペットボトルに世の中が移行
しています。

保温性も保冷性もまったくないボトルですが、今一度、水を持ち運ぶという原点に帰れる、
そんな道具感溢れる水筒をあえてこれから使ってみてはいかがでしょうか？

こちらの商品はトレファクオンラインからもご購入が可能です。※売り切れの際はご了承下さい。

2Lサイズ　➩　https://ec.treasure-f.com/item/5505000343720583
0.25Ｌサイズ　➩　https://ec.treasure-f.com/item/5505000343737583

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