トレファクスポーツアウトドア三芳店

シラキュース工場で製造されたデイツの希少ランタン”COMET”

2022.03.22

どもどもこんにちは、YUGABOです。

昨日、当店ブログにて最速キャンパーよりペトロマックスのオイルランタンであるHL1というモデルを紹介させていただきました。
ペトロマックスのHL1のブログはこちら⇩
https://sports.treasure-f.com/shop/583/topics/391320/

上記のブログでも言及されていますが、オイルランタンの人気ぶりは昨今のキャンプブームの移り変わりによるものが大きいと思います。
また同様の理由で、オイルランタンの中でも更にビンテージアイテムにフォーカスが当たることが多くなったのも忘れてはいけません。

現在、一般的に販売されているオイルランタンとビンテージのオイルランタンの差は一口に「もう手に入らない」という点に尽きると思います。
どれだけ新品が良くても、既に製造されておらず新品での入手はできない。
それ故に「人と被らない」点であったり、見た目が現在の物とは異なる形状、異なる雰囲気を醸し出していることに魅力を感じるのだと思います。

今回はそんなオイルランタンの中でも希少なビンテージ品をご紹介したいと思います。

DIETS(デイツ)が残したオイルランタンの軌跡

皆様はDIETS(デイツ)というブランドをご存知でしょうか？(※以下デイツ)
デイツはアメリカのニューヨークで誕生したオイルランタンの超老舗ブランド。その創業はなんと1840年。現在から約180年も前から続く照明器具専門の超老舗ブランドで、現在でも拠点を移して生産が続けられています。
現在でもドイツのFEUER HAND(フュアーハンド)と共に非常に人気が高いオイルランタンのブランドの1つです。

今回ご紹介するランタンをご説明する前にデイツのランタンの特徴に関して簡単に触れていきたいと思います。
デイツのランタンには、実は以下の2つのタイプのオイルランタンが存在します。

・コールドブラスト方式
・ホットブラスト方式

コールドブラスト方式は燃焼した暖かい空気が上から放出され、下から新たに空気を取り込む方式のこと。現在流通しているオイルランタンのほとんどにこれが該当すると言えば分かりやすいでしょうか。

一方で、ホットブラスト方式は一度燃焼した暖かい空気を再度燃焼部に循環させる仕組みのことで、デイツが製造していたランタンの中でも比較的初期のランタンにホットブラスト方式が見られます。

それぞれ燃焼方式によってメリットやデメリットが存在しますが、明るさがコールドブラスト方式の方が明るい為に現在ではそちらが主流となっています。

また現在流通しているオイルランタンのほとんどが点火に際し、芯を使用しますよね。
その芯の中でもオイルランタンによく使われる平芯はデイツがいち早くオイルランタンに取り入れたとして知られています。

前置きが長くなってしまいましたが、ここから今回入荷したランタンをご紹介していきたいと思います。

No.50の前身モデル ”COMET”

今回入荷したのは、No.50というモデルの前身モデルであるCOMET。

左：No.50前身モデル(COMET)　　右：No.78

どちらもNo.50と同様のサイズ感で、一般的なNo.78と比べても一回り小さい小ぶりなサイズ感なのが特徴です。

デイツのランタンは1956年までニューヨーク州のシラキュース工場で製造されていました。
しかし製造コストの削減などの理由からその後香港に拠点を移すことになり、1988年には香港から更に中国へ施設を移転しています。

その為1956年以前のシラキュース工場で製造されていた個体は非常に希少価値が高く、数あるデイツのランタンの中でもビンテージランタンとして現在も高い人気を得ています。

今回入荷した2点はどちらもそのシラキュース工場で製造された個体。
グローブには「SYRACUSE,N.Y.」とエンボス加工されており、タンクにも分かりづらいですがUSA製のエンボス加工が施されています。

今回入荷した個体の内1つは1952年の9月製。
本体のエアチューブ部分に薄くですが「S-9-52」の刻印があり、最初の「S」はシラキュース工場で製造されたことを表しています。「9-52」はそのまま1952年9月製ということを示しています。

もう一つの個体は全体的にゴールドのリペイントが施されている為、詳細な製造年数に関しては分かりませんが、同じUSA製であることから恐らく同年代に製造されたものではないかと思われます。

芯のサイズは3分芯を使用します。

芯が付属する個体に関しては実際にオイルを入れて動作の確認をしておりますが、問題なく点灯が確認できました。

現行のランタンとは異なるこの独特な雰囲気はビンテージのオイルランタンならではの特色と言えるのではないでしょうか。

気になる状態は？

気になる状態ですが、こちらの個体はトップフードに変形及び歪んでいる箇所がございます。
また全体的に細かいサビが見受けられます。

ゴールドのリペイントがされている個体はトップフードが若干の歪み、グローブ部に一部製造時に起きた窪みのようなものがあります。
またタンクにサビがございます。

詳しくは当社オンラインサイト「トレファクONLINE」にて詳細の画像をご覧いただけますので、そちらもご確認くださいませ。

まとめ

いかがでしたでしょうか！
今回は希少なUSA製のデイツのランタンを2点ご紹介させていただきました。
どちらもシラキュース工場というデイツの歴史ある工場で生産されており、ビンテージランタンならではの雰囲気を作り出してくれる魅力的アイテムです。
昨今オイルランタンの需要もまだまだございますので、気になる方はお早めにご検討くださいませ。

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ブランド：DIETZ(デイツ)
モデル：COMET
製造年数：1952年9月製
状態：トップフード歪み・変形、サビ有
動作確認：済
備考：シラキュース工場製造品・希少USA製
当店販売価格：27,280円(税込)
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詳しくはコチラ⇨⇨⇨https://ec.treasure-f.com/item/5505000554843583
お問い合わせ番号はコチラ➩5505000554843
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ブランド：DIETZ(デイツ)
モデル：COMET
製造年数：不明(※推定1950年代製造)
状態：リペイント・トップフード歪み・グローブ一部製造上の窪み有
備考：シラキュース工場製造品・希少USA製
当店販売価格：14,080円(税込)
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詳しくはコチラ⇨⇨⇨https://ec.treasure-f.com/item/5505000554850583
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