トレファクスポーツアウトドア三芳店

皆さんこんにちは!

スタッフP1です。

最近、研修やらで店舗を外れて勤務をしていたので久しぶりに店舗に戻ってみる…

とんでもなく貴重なアイテムが入荷しているではありませんか!!

というわけで本日は国内でもなかなか中古市場に現れることのない貴重なランタンをご紹介いたします!

1930年代製造

Nr.275/No.275　初期型モデル

本日ご紹介するのはこちらのオイルランタンです。

モデルはNr.275(No.275)

現在でも人気のブランドFEUER HAND(フュアハンド)のオイルランタンです。

今現在では廃盤となってしまい、入手る子ことができまくなってしまったモデルです。

FEUERHAND(フュアハンド)とは

現在でも人気のフュアハンドの歴史は大変長く

創業は1902年のドイツと約120年ほど前といわれております。

ブランド創業者であるヘルマン‣ニャーは、

1890年代から馬小屋など向けのランタンの製造を行っておりました。

1902年はヘルマンが自身初めてドイツでの特許衣装許可を取得した頃となります。

FEUERHANDとしての登録が1911年ごろと言われており

時代の変化による工業製品の技術進化など

第二次大戦など大きな波をドイツという工業国で進んでいったのが本ブランドとなります。

長い歴史の中で製造されていたモデル数が、ホットブラスト/コールドブラスト合わせて約26モデル

素材やエンボスなどの違い/グローブのペイントなど変化を分けるとその数は数知れず

コレクター沼の深さは底を知れません。

Nr.275の詳細

本日ご紹介するNr.275

ドイツ語表記でNrとなりますがNo.と意味は変わりません。

現在販売されているNo.276はほぼ同時期から販売されているモデルです。

No.27はもBABY(ベイビー)の名前を冠しています。

ベイビーシリーズといわれるのがこちらのシリーズ

Nr,75/Nr.175/Nr.275などがベイビーシリーズに該当します。

サイズは276より少し小さいくなっており

タンク容量が小さいため燃焼時間も短くなっております。

製造開始は275.276ともに1933-4年ごろと言われております。

なので本日入荷したモデルの年代を見ていこうと思います。

製造年代を考える

フュアハンドのランタンを見分けるうえで大きなポイントになってくるのが

第二次世界大戦です。

第二次世界大戦以前/以後この区分で大きく外観に変化が現れます。

そのため大きな区分から詳細に迫っていきます。

1,タンクの刻印

タンクには

ブランド名:FEUERHAND

モデル名:Nr.275

製造国:MADE IN GERMANY

ロゴ:手のひらに炎

こちらが確認できます。

ここからわかることは

①製造はドイツであること

②モデル名にBABYの記載がないこと

この2点です。

この2点はランタンの年代を絞るうえで非常に重要です。

まず①から

ドイツに拠点を置いていたフュアハンドですが

ドイツは第二次大戦後に東西に分割され東を米英仏の３か国/西をソ連が管理する体制となります。

ドイツ国内にあったフュアハンドの工場も分裂の影響を受け

東ドイツにあった工場は機械をソ連に接収され

創業家一家は西ドイツへ逃亡しブランドを復興させていきます。

そのため製造国の刻印はGERMANYからW・GERMANY(西ドイツ)へと変化していきます。

そのため本モデルは戦前期に製造されていたモデルであるということがわかります。

次に②

Nr.275はBABYの名前を冠したランタンとなりますが

このBABYちょっと厄介者で

1933年製造開始頃はBABYの意匠登録がなされておらず名前にBABYが入っておりませんでした。

名前に意匠登録がされたのが1937年以降意匠番号497162にて登録がされます。

そしてこの1933-1937年の4年間はBABYの刻印がないモデルとなっています。

ちなみにこの4年間のズレの原因は

アメリカ輸出をするにあたってDIETZ(デイツ)とアメリカの登録で法廷闘争になったからとか…

この問題を解決してアメリカ輸出モデルなども製造を進めていった頃が1937年ごろとなります。

ここまででわかることは

戦前期のドイツで製造されて

本体にBABYの刻印がない年代の製造モデル

であるということ

つまり

1933-1937年ごろの発売当初に製造されていた最初期のボディであるということです。

2.Nr275　初期モデルの特徴

初期モデルの275に関して各方面調べてみると何点か特徴的な部分があります。

①チムニーの通気口の角度

Nr.275のチムニーの通気口部分のピンホールが初期型のみ斜め45の形状で穴が開いているのだとか

アメリカ輸出向けモデルのNr.275では

このチムニー部分にNIERとUSのエンボス刻印がついているようです。

本個体は刻印がありませんのでUS輸出向けの製造ラインのアイテム出ないのかと思います。

②ガラスグローブ

Nr.275のガラスグローブはJENAグラスのハンドペイントが使用されており

初期モデルの場合は意匠番号55998のペイントのグローブが使用されてるようです。

が…

グローブにはBABYの記載があり55998のペイントはありません。

ハンドペイントのグローブで

ペイントロスも見られないとてもきれいな状態のグローブとなっております。

オリジナルのグローブではありますが製造年代が少し後ろにづれてしまうグローブなのかと思います。

ですが…

ハンドペイントで気泡混入や切断面の粗さなど、

当時の製造環境をイメージすることができる貴重なアイテムであることには変わりありません。

3.バーナーパーツ

275初期型のウィック可動部は2ピースとなっており

現行含め1ピースとなっているパーツの構成も異なっております。

ハーナー部のエンボス刻印やロゴのボタン上のウィックハンドルなど

戦前の技術を駆使したパーツ構成でコスト面による簡易化などのなされていないモデルであるのがわかります。

点火状況

店頭での点火確認/オイルリークのチェック(約48時間)/バーナー各部の稼働などすべてのチェックがオールOK

動作ばっちりのお品物となっております。

国内でもUS輸出向けの流通がみられるNr.275

輸出向けではないNr.275初期型のモデルの流通はなかなか見られないチャンスとなっております！

戦前モデルの貴重なモデルとなっております!!

コレクションでも実用でもバッチリな1台となっておりますので

お探しの方はお早めに！

商品詳細

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【ブランド】FEUERHAND（フュアハンド）

【アイテム名】オイルランタン

【型　番/モデル】Nr.275

【製造年数】1933-1937年頃

【製造】MADE IN GERMANY(ドイツ製)

【状態】経年サビヨゴレ／リフターロックが少しかかりにくいです。

オイル漏れ約48時間チェック漏れなし/バーナーウィック可動良好

リフターハンドル右側モデル

チムニー傾斜パンチホール形状

チムニーエンボス無し

グローブハンドペイントモデル　BABY記載有グローブ

バーナー2ピースモデル

ロゴプレートバーナーハンドル

第二次世界大戦以前製造モデル

当店販売価格：￥77,000-(税込)

オンラインストアで見る

お問い合わせ番号：5505001112516

※お電話でのお取り置きは行っておりません。

※販売済みの際はご容赦ください。

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