トレファクスポーツアウトドア三芳店

皆さんこんにちは!

スタッフP1です。

本日は、大変珍しいランタンが入荷して参りましたので皆様にご案内いたします!!

現行ランタンでは見ることが出来ないギミックと各パーツの精巧さは

ヴィンテージランタンならでは!!

国内市場でも中々お目にかかれないモデルとなっております!!

フレームエンボス刻印　推定1930年代製造

MAXIM TYPE 506　WWⅡ戦前モデル

本日ご紹介するのは、その外観からも圧倒的な存在感を放つランタン!!

ただものではないオーラを放っております…

動作確認前から数名のお客様から

[何ですか?コレ？ブランドどこですか？]

と聞かれるほどストックの時点から注目の的でした…

やっと動作確認が取れましたのでご案内できるはこびとなりました!

DITMAR(ディトマー)とは

本商品のブランド刻印は、セラミックバーナーヘッドのみ

年代によっては、タンクに刻印やステッカーなどがあるようですが、本モデルではここだけブランド記載があります。

ブランドについて学ぶ

中々見聞きする事の少ないDITMAR(ディトマー)

ブランド発足は、1840年代頃と言われております。

国内外で記載年数に幅があるものの、戦前時期ではあるようです。

ブランドオーナーは「カール・ルドルフ・ディトマー」

生まれはドイツの方のようです。

もともとオイルランプなどの製造をおこなっており

家庭用の生活照明の製造がメインとなっていました。

非常に大型のテーブルランプが主流でした。

第一次大戦などを経て、1870年代からエジソンなどの発明によって

急速に生活照明が電気へ移り変わるタイミング

1920年代後半から、電化されていない地域などに向けて製造されていったのが

加圧式のランプのMAXIM TYPEと言われております。

本個体同様MAXIM TYPEの刻印がされているモデルが該当します。

今回入荷した本モデルは、照明としての燃料が液体燃料での生活と電気での生活への端境期

文明の移り変わりを感じる時代に生まれたモデルということがわかります。

そして1930年代、ナチスドイツのオーストリア併合へ第二次大戦の激動の時代を過ごしていきます。

ブランドは戦時中も存続し、戦後は中東・アフリカなどへの輸出

ヒーターなどの製造など様々な商品の製造なども行っていました。

1960年代まで、オーストリア軍へのランタンの納入なども行っておりました。

それでも、すでにブランドは買収されてしまいDITMARブランドは消滅してしまっております。

そのため中古市場、特にヴィンテージの市場でのみ確認され、

また近代製造のオイルランタンのコレクターの方が多いブランドとなっております。

とざっくりブランドを追ってみましたが

国内での流通が見られるアイテムは比較的オイルランタンが多く

1940-60年代、戦中～戦後期のランタンが多く見受けられます。

加圧式ランタンはなかなか流通がないため大変貴重なアイテムです。

ヴィンテージならではの大変緻密なつくりをご紹介します!!

精巧かつ男心くすぐるギミックの数々

プレヒート装備

なんといっても気になってしまうのが本体中央部のプレヒートに使用する装備ですね！

ケロシンランタンということでプレヒートの装備がついております。

現在みられるプレヒートバーナーなどではなく、プレヒートカップがついていますか…

そのプレヒートカップ周辺がギミックの塊!!

燃料を入れる方法ですが

プレヒートカップへ燃料を入れる為に外に投入口があります。

下部からチューブで内部へとアクセスができるように設計されております。

またプレヒート燃料はアルコールなどがおすすめですが…

自身のタンクに入っているケロシンなどでもプレヒートができるように

フィラーキャップには燃料を掬い取るための空薬莢が溶接されております。

薬莢から画像のように燃料をいれることも可能となっております!!

手の込んだギミックと使いやすさの両立が図られています!!

他ブランドではみられることのない変態ギミックです。

プレヒートカップはアルコールバーナー用ような形状で大変細かく作りこまれています。

火種もフレーム横をスライドで開閉することで入れることができるので

動作をさせるうえでマントル装着以外でベンチレーターなどを外す必要がありません!!

各部詳細

本体ベンチレーターにチップやサビなどが見受けられます。

バルブホイールなどに割れなどは見受けられず。

金属光沢などを見るとレストアかリプレースパーツに交換された箇所もあるのではないかと思います。

燃料を入れて数日様子を見ましたが

燃料漏れの箇所は見られず。

加圧時のパッキン回りからの燃料漏れなども見受けられませんでした。

本体自体が大変珍しいため点火動作・オイル漏れなどの確認を行うことができておりますが

メンテナンスパーツの入手難易度が非常に高いお品物となっております。

動作確認に際して、ポンプカップは対応できるサイズ径の革カップ新品に交換実施

ニードルやバポライザーなどは買取時の消耗状態のままとなっております。

ニードル動作などに問題はない様子です。

海外サイト含め出現頻度の少ないアイテムとなっております!!

レストア・オーバーホールなどの際はテクニカルな技術・パーツ作成が必要になってくるモデルかと思いますが

コレクターの方でもなかなかお持ちの方のすくないモデルだと思います。

フレームエンボス加工でのモデル番号刻印は、第二次世界大戦以前の製造モデルの特徴で

製造から約100年近く経過したモデルとなります。

オーストリア製造というヨーロッパの中でも出現が少ない製造国の貴重な加圧式ランタン

第二次世界大戦という激動の時代を潜り抜けたモデルのランタンは当店でもなかなか入荷のしない逸品です。

プレヒートパーツの作りこみや燃料用の空薬莢など

現行とは大きく異なる作りこみのモデルとなっておりますので是非ご検討ください!!

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【ブランド】DITMAR（ディトマー）

【アイテム名】ケロシンランタン

【型　番/モデル】MAXIM TYPE506 (マキシムタイプ506)

【製造年数】推定1930年代　第二次世界大戦以前

【製造】MADE IN Austria(オーストリア製)

【備考】燃料救い出し用空薬莢付属

グローブ非オリジナル(Petromax)

フレームモデルエンボス刻印有

タンク刻印ステッカー類無し

【状態】ヤケヨゴレ有/ベンチレーターチップ、サビ有

加圧点火確認済み

店頭販売価格:￥88,000-(税込)

オンラインストアで見る

【お問い合わせ番号：5505001113940】

※お電話でのお取り置きは行っておりません。

※販売済みの際はご容赦ください。

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点火動作確認実施済みのランタンを新たに多数売り場にてご案内中です。

本日ご紹介したDITMAR(ディトマー)以外にも

Petromax(ペトロマックス)

Optimus(オプティマス)

OPICO(オピコ)

HASAG(ハサグ)

などを売り場に展開中!!

1930-40年ごろの戦前モデルからアジア工場移転前など

節目節目で区切られるヴィンテージランタンを取り揃えております!!

珍しいランタンをお探しの方はぜひトレファクスポーツアウトドア三芳店まで!!

順次トレファクオンラインへも掲載を進めております！

遠方のお客様は、トレファクオンラインも併せてチェック!!

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