トレファクスポーツアウトドア三芳店

どうもみなさん、こんにちは。

サーフィーでございます。

今回は一味変わったヴィンテージランタンが入荷いたしましたので、

そちらをご紹介させていただきます。

Coleman(コールマン) 243 初期型

アイテム   ガソリンランタン

ブランド   Coleman

モデル    243 初期型

製造年月   推定1936～1937年

ライン    ヴィンテージ

状態     タンク、ベンチキズ・塗装ハガレ有

備考     シルクハット リプログローブ/ビス止めポンププランジャー/丸形ミクシングチャンバー/ポンプノブ243A流用

お問合せ番号 5505001474072-583

販売価格：￥55,000税込（￥50,000 税抜）

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Coleman(コールマン)243の誕生

(左が243・右が242)

紹介する前に少し243の誕生について語らせていただきます…

遡ること93年前、1932年にコールマンの最初のシングルマントルランタン242が誕生します。

242は、メッキタンクが最大の特徴で、小ぶりで手に収まるようなサイズ感から、

「ジュニア」とも呼ばれ、扱いやすさも1つの魅力でした。

そして、そんな242シリーズの廉価版として製造されたのが今回紹介する243でございます。

当時は、242シリーズと比べてしまうとそこまでの人気はなく、

製造期間も1936年～1942年と非常に短いモデルでした。

しかし、現在では弾数が少なく、独特なデザインから価格も年々高騰しているんだとか…

今回はそんな243を1つ1つのパーツにフォーカスを当ててご紹介したいと思います。

シルクハットを被った可愛らしいベンチレーター

243の最大の特徴であるシルクハット型のベンチレーター。

他のヴィンテージランタンにはなかなか見られない形状ですよね。

そして、なんと！！

ボールナットがない！？

実は、ベイルハンドルのみで固定しているんです…

廉価版として作られた意図が1つのパーツで読み取れますよね。

各パーツの特徴

①製造年月

製造年月は少し擦れてしまって分かりにくくなっておりますが、

タンク左側に6と刻印されているので、恐らく推定1936～37年の6月に製造されたものだと思われます。

②カーラー

カーラーも243初期型のグローブベースとなってます。

243Aでは243Aとしっかり刻印が入っているそうです…

③ポンププランジャー・フレームパーツ

また、ポンプノブが平らなフラットトップポンププランジャーなのですが、

本個体は、前オーナー様の変更されたのか、

NLの後に作られた243Aの流用品のポンプノブになっております。

前期の特徴の1つでもあるミクシングチャンバー。

1930年代後半までは混在はしておりますが、基本的にはフレームの鋳型が丸型となっております。

本個体も丸型となっており、1940年以降は鋳型はマイナス型になります。

④グローブ

そして、グローブですが、243の初期には軽量性と耐熱性に優れている

雲母グローブが採用されております。

ですが、本個体も特段Colemanの刻印もないため恐らく、リプログローブではないかと思います。

やはり、完全なオリジナルとなると破損しやすいこともあって保管は難しいのでしょう…

気になる状態は？



年数が約90年と経過していることもあって、塗装のハガレや各所キズが

見受けられますが、動作は比較的良好となっております。

本個体は完全なオリジナルではありませんが、243のフレームパーツ自体が

希少なモデルなので、気になった方はぜひ、コレクションとして集めてみては？

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