投稿日:2020.08.06
いまや空前のソロキャンブーム。お店にもソロキャングッズを見に来られるお客様が本当に多くなりました。今流行っているソロキャンブームについて、代表的なアイテムってこんな感じかな、というのをまとめてみました。
今まさにソロキャンブームのピークかも
ソロキャンブームの火付けは大きく2つあると思っていて、芸人のヒロシさんのYOUTUBEが筆頭で、現在のソロキャンの王道ともいうべきスタイルです。
もうひとつは、漫画「ゆるキャン△」。主人公の女子高生ということで少し上級者感のあったソロキャンのハードルが一気に下がりました。
そこから、様々なインフルエンサーが、ソロキャンと相性が良いものを組み合わせていくことで、より身近で興味深いものになり、現在のブームにつながっていたと考察しています。
いまどきソロキャンを体現する5つのキーワード
いま主流な感じのソロキャンてこんな感じかなというのを5つのキーワードにまとめてみました。やはりヒロシさんの影響が大きいですね。
- 焚き火とブッシュクラフト
- ミリタリーライクなアイテム
- ヴィンテージ感のあるオイルランタン
- メスティン、ホットサンドメーカーなどのお手軽調理
- ワイルド感あふれるタープ泊やハンモック泊
個別に具体的なアイテムを交えながら解説してみたいと思います。
焚き火とブッシュクラフト
ソロキャンのメインイベントは焚き火です。
着火剤やライターなど文明の利器にあまり頼らないブッシュクラフトがソロキャンの王道的焚き火スタイルです。
ヒロシさんが拡めたスタイルもこのブッシュクラフトに沿ったものです。
それでは、ブッシュクラフト的な焚き火を楽しむために必要なアイテムをご紹介していきます。
●コンパクトな焚き火台
本来のブッシュクラフトでは焚き火台は使用しませんが、キャンプ場では、地面に直接焚き火を起こすことがNGとなっているケースが多いので、焚き火をするなら、焚き火台等の準備が必須となります。
定番でオススメの焚き火台をご紹介!
・ピコグリル398
・モノラル ワイヤーフレームライト
・エンバーリット ストーブUL
・笑’S(ショウズ) B-6君
色々なタイプの焚き火台がありますが、ソロキャンと言えば焚き火ですのでじっくり選びたいですね。
●アウトドアナイフとファイヤースターター
ブッシュクラフトの基本装備といえばナイフです。
焚き火の際に、ライターや着火剤などを使用せず火起こしをするのがブッシュクラフトの流儀。
フェザースティックと呼ばれる着火剤の代わりになるものをナイフで自作します。
できたフェザースティックに麻ひもなどを加えてファイヤースターターと呼ばれるマグネシウムの棒をナイフなどでこすって火花を散らし、火をつけます。
●ファイヤーブラスター(ふいご)
そうして出来た小さな火種を小枝やバトニングで作った細い薪に移して火を大きくしていきますが、その際にファイヤーブラスター(ふいご)があると便利です。
シースナイフと呼ばれるタイプのナイフをナタ代わりにしてナイフの背を木材などで叩きながら薪を細くしていくこと。折りたたみでない厚みのあるナイフを使用する
ミリタリーライクなアイテム
サバイバル術のひとつであるブッシュクラフトは、ミリタリーとも非常に相性が良いです。
ソロキャンに使われるテントやファニチャーなどはミリタリーテイストのものが人気です。
カモ柄やオリーブ、カーキ、コヨーテブラウンなどの色が定番ですね。
●軍幕:パップテント
●tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン) 炎幕
●ヘリノックスのタクティカルシリーズ
すっかり人気キャンプギアとして定着したヘリノックスですが、タクティカルシリーズというミリタリーライクなギアがあります。
ヴィンテージ感のあるオイルランタン
オイルランタンと言えば、アメリカのデイツ社とドイツのフュアハンド社が2大ブランドです。
ともに100年以上の歴史があります。
そんな両社は、特許などで互いに争ってきた経緯があって、デイツ社のものをハリケーンランタン、フュアハンド社のものをストームランタンとして一般的には使い分けています。
●デイツ #78 MARS
写真のデイツ #78は、フュアハンド社の275 BABYを模したモデルと言われています。
ちなみにデイツ社の型番の数字は、デイツ社のカタログに載った年です。
●フュアハンド 276 BABY SPECIAL
フュアハンドの代表的なモデル276 BABY SPECIALです。
BABYシリーズは1933年頃発表されましたが、それを機会にデイツ社との泥沼特許紛争に陥っていきました。
オイルランタンの燃料は灯油かパラフィンオイルです。
ススが少なく、匂いも軽減できるパラフィンオイルを使用することをオススメします。
オイルランタンでは有りませんが、同様の癒やしの雰囲気を持ったガスランタンも人気があるようです。
これらのランタンはガソリンなどを使ったランタンと比較すると圧倒的に光量が足りませんが、行動範囲が狭く、焚き火の明かりを楽しみたいソロキャンプでは、これくらいの光量が必要十分にして最適であると言えます。
メスティンやホットサンドメーカーを使ったお手軽調理
近年、メスティンやホットサンドメーカーを使った調理が話題を読んでいます。本来の役割であるご飯を炊く、ホットサンドを作る、といった目的以外にも多用途で使えるのが人気を呼んでいるポイントのようです。
●トランギア ラージメスティン (テフロン加工カスタム)
メスティンは、トランギア社の独自の商品と思われがちですが、メスティンはmess tinという英語で、食事の缶という意味で、日本語にすれば飯盒ということになります。ルーツは軍用ですね。
●tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン)マルチホットサンドメーカー
直近で、人気が急上昇しているのがホットサンドメーカーです。
ホットサンドはもともとキャンプでも定番のメニューのひとつです。
真ん中に仕切りなどのないシンプルなタイプのものは、多用途の調理に向くということで人気があります。
人気の火付けはこちら。
ソロキャンレシピではあるのですが、通常の調理に比べて、簡単でホットサンドメーカーの特性上、油などもハネにくく、子どもが調理するのにも向いています。
ワイルド感あふれるタープ泊やハンモック泊
タープ泊やハンモック泊、こちらもヒロシさんの動画の影響が非常に大きいです。
テントを建てずに、より自然を感じられるミニマムなキャンプスタイルです。
さらに要素を削って、地面に寝袋だけを敷いて寝るというツワモノまで出現しています(?)。
このタープやハンモックには、鉄板のアイテムがありまして、DDハンモック社のDDタープとDDハンモックがそれにあたります。
DDハンモックス DDタープ 4✕4
DDタープは、ロープなどを取り付けるアタッチメントが数多く配置されており、それによって色々な張り方が可能となっています。
こうした張り方のバリエーションの多さも秘密基地に通じる男心をくすぐっているようです。
DDハンモックス DDハンモック フロントラインXL
ハンモックに蚊帳がついているので、後は屋根さえあれば、寝ることが出来ます。
売り場の画像で申し訳ないですが、こんな感じです。
夏しか出来ませんが、真夏はむしろテント内は暑くなりがちですので、理にかなった方法なのかもしれません。
以上、ここまで長くなってしまいましたが、代表的なアイテムを紹介して、今どきのソロキャンの王道を表現してみました。
しかしながら、ここまで書いておきながら何ですが、楽しみ方は人それぞれ。
道具も自分の判断基準に従って選べば良いのかなと思います。
ただ、なぜそれが流行っているのか?を理解しておくと、その選択基準もより明確になっていくかなと思います。
それでも、まだよく分からないという方は、是非トレファクスポーツの店舗でスタッフにお尋ねください!