投稿日:2023.11.09 | 最終更新日:2024.09.26
みなさん、秋冬キャンプの準備は進んでいますでしょうか??
今回は煮炊きや暖がとれる小型のパワフルストーブの『武井バーナー』のパープルストーブの魅力についてご紹介したいと思います♪
武井バーナーとは?
武井バーナーは「武井バーナー製造株式会社」が製造・販売し、1928年に創業してから現在までの約100年間も存続し続けている歴史あるブランドなんです。
創業当初は、船舶用のエンジンに使用するトーチランプをつくっていたそうですが、現在ではそのラインナップはなく、火入れした際に紫色の炎になることから『パープルストーブ』と呼ばれ、501Aやもう一つ小型の301Aが看板商品となっています。
1つ1つ職人が手作り
武井バーナーは今での本社のある東京都葛飾区で、職人さんが1つ1つ丁寧に手作業で製造されている逸品モノなんです!
そのため、大量生産が難しく製造数が限られていることもあり、なかなか手に入れることが難しいアイテムなのです。
点火の「儀式」を楽しむ
パープルストーブは、燃料の灯油(ケロシン)を気化させて点火するため、点火するために燃料が通るジェネレーターを加熱させるプレヒートという手順があります。
この手順をキャンプ好きの間では「儀式」と言いますが、この手順をしっかりと行えるかどうかで、点火の成功が大きく左右されます。
点火までに少し手間はかかりますが、この手間でさえ楽しめるのもキャンプの醍醐味ですね!
パープルストーブの魅力
魅力①:携行性と火力が◎
パープルストーブには101、301、501の種類があり、キャンプで使う場合は上部のヒーターなどが付いた「セット」を購入される方がほとんです(例:501A)
種類の違いは数字が大きいほどタンク容量が大きくなりますが、一番大きいサイズの501でもキャンパーに人気のアルパカストーブの半分程度の大きさ(高さ37cmx幅19cm)で携行性が高いアイテムです。
また、小さいながらもその発熱量は最大で約5,000kcal/hで、アルパカストーブ (TS-77JS-C)が約2,580kcal/hですので、その2倍近い暖かさとなっています。
魅力②:コスパが◎
パープルストーブは灯油を燃料とした『石油ストーブ』で、タンク容量の大きい501A(2.8L)で燃焼時間が約8時間ほどですので、1泊2日の冬キャンであれば6Lほど持っていけば快適に過ごせそうです。
また、オプションの五徳を使うことで長時間暖を取りながら煮炊きできるのも大きなメリット。冬でも1Lの水を4分ほどで沸騰させられるので、暖かい食事やコーヒーなどがすぐに作れます。
魅力③:フォルムが◎
パープルストーブは、丸みを帯びた真鍮製のタンクやヒーター部分のコイル、圧力計などレトロで懐かしさを感じるフォルムや金属の無骨なデザインも魅力のひとつ。
使わない時もそのレトロで無骨なデザインの存在感は、キャンプサイトに置いてあるだけで他のキャンパーから注目の的になること間違いなし!?
点火方法をご紹介
手順①:灯油を入れてポンピング
本体についているレバーをポンピングし、圧力計の0.15Mpaあたりまでタンク内に圧をかけます。
手順②:プレヒート
燃料タンクについているプレヒートのハンドルを開きプレヒートを始めます。プレヒートの時間は冬場なら5分ほどしっかりとプレヒートして、ジェネレーターを温めましょう。
手順③:点火
ジェネレーターをしっかりと温めたら、調整ハンドルを少しづつ回し気化させたガスを出し点火させていきます。
注)最初は赤く大きな炎がでますので、近くに燃えやすいものは置かないようにしましょう。
手順④:プレヒートのハンドルを閉める
点火したら、すぐにプレヒートのハンドルを閉めて炎を安定させます。
点火バルブ開いた直後は赤い炎が立ち上がり、『炎上か・・・?』と思いますが、プレヒートのハンドルを閉めると青い炎へ変わっていきます。
手順⑤:追いポンピング
点火後はタンク内の圧力が下がり火力が落ちてきますので、圧力計が0.15~0.2MPaくらいを目安に「追い」ポンピングすると火力が安定します。
火が安定しなかったり、炎上が収まらない場合は、改めて手順①に戻り、さきほどよりプレヒートの時間を長めにして再度チャレンジしてみてください。
まとめ
ここ数年、アルパカやパセコ、レインボーストーブ、センゴクアラジンなどデザイン性や安全性が高く、キャンプで使える石油ストーブやガスストーブが増えてきましたが、ポンピングやプレヒートなど手間が掛かりますがレトロで無骨な武井バーナーのパープルストーブにチャレンジしてみてはどうでしょうか?
トレファクスポーツアウトドアには、秋冬キャンプで活躍する薪ストーブなどの中古品の取り扱いも行なっていますので、ぜひ秋冬キャンプを楽しんでみてください♪