【永久保存版】ツールームテントの選び方伝授します!

投稿日:2022.06.29 | 最終更新日:2023.05.17

こんにちは!

これからキャンプを始めたい方や、テントの買い替えでお悩みの方は多いかと思います。

 

『色んなタイプや形のテントが沢山あって何を選べば良いか分からない!』

 

そんな方に近年のキャンプブームで不動の人気となった『ツールームテント』の魅力について徹底的にスタッフ目線含め、お伝えしたいと思います!

 
アウトドア用品のキャンプ用品
スノーピーク トルテュPro.
 

 

この記事で分かる事

 

最初に2ルームについて少し掘り下げ、メリットとデメリット・実際の選び方を伝授致します。

 

ツールームテントは、道具の個数を減らしたいベテランキャンパーさんはもちろん、なキャンプサイトにして良いかイメージしづらいキャンプ初心者さんにもオススメ!

 

カンタンにサイトのパッケージ化ができるので、レイアウトも短時間で可能です!

 

少し長い記事となりますが、読み終わる頃にはあなたのピッタリな ツールームテントがイメージ出来ているはず!
それでは行ってみましょう!

 
 

ツールームテントとは?

 

ツールームテントとは名前の通り、「テント」と「スクリーンタープ」の2つの部屋が一体化したテント。
一体化しているため、テントとスクリーンタープをそれぞれ別で収納したサイズよりもコンパクトです。

 
キャンプ用品のツールームテント
ツールームテントを設営すれば“寝室”+“リビング”が一度に完成します
 

テントとスクリーンタープを単体で設営すると、それぞれの位置取りが複雑になって結局時間がかかってしまうなんてことも。

 

しかし、一体化されている ツールームテントは、スペースが確保できれば比較的シンプルに設営ができるのでファミリーを中心に人気なタイプとなっています。

 

さらに生地やポールなどのパーツは上質なものを使っているモデルも多く、様々な時期や天候に対応できます。

 
 

ツールームテントのおススメポイント4つ+デメリット

 

テントとスクリーンタープの良い部分を併せ持つツールームテント。
良いとこどりの ツールームテントはメリットいっぱい!

 

ここでは ツールームテントのおススメポイント4つを解説していきたいと思います。

キャンプで住居性を重視する方は ツールームテントのメリットが魅力的に見えるはずです!!

 

オススメポイント① シームレスに行き来できる!

 

構造上タープの中にテントが入っている状態になるので、寝室とリビングの行き来は外に出る必要なくシームレス!プライベートをしっかり保つことができます!突然の雨などの悪天候でも行き来で濡れてしまうこともありません!

 

オススメポイント② 外部からの侵入を防いでくれる!

 

寝室とリビングが繋がっているため、虫の侵入が極力抑えられるようになっています!
さらに、急な雨風も防いでくれるので小さなお子様やキャンプに慣れていない方が居ても安心です!

 

オススメポイント③ 様々な使い方ができます!

 

本体の後方に吊り下げて設営するインナーテントは自由に着脱が可能!
吊り下げなければ本体のみで、大型のスクリーンタープとしてもお使いいただけます♪

 

複数グループでのキャンプの時など、昼間は共用の大きなリビングスペースとして使って、夜だけインナーを吊るして寝室として使ったりなども可能!

 

夏場など暑い時期はコットで寝ればインナーテント無しでも使えるので、コンパクトに持ち運びができます♪

 

オススメポイント④ オールシーズン使えるモデルも豊富!

 

入口には基本的にメッシュが裏打ちされているモデルが多く、風通しはバツグン!

 


逆にフルクローズすれば保温性も確保できるので、オールシーズンお使い頂けます。
また、入口部分をキャノピーポールで跳ね上げればスペースの拡張も可能です。

 

2ルームゆえのデメリットも

 

デメリットを上げるとすれば、単純にサイズが大きいこと。

 


大きいテントは生地をしっかりと張るために、必然的にポールの数は多く、また重量も増すのが普通です。
そのため、設営は小型のテントと比べ、時間も労力も多く掛かるので簡単とは言えない部類のテントとも言えます。

 

しかし、2人以上で設営する事や、何度か練習をしたりすれば決して難しくはありませんので、快適なキャンプが出来る事を考えれば大したデメリットにはならないかと思います。

 

またツールームテントの中でも、設営が比較的簡単な構造のテントもありますので、設営に自信のない方は、設営が簡単な ツールームを選ぶ事がポイントとなります。

 
 

ツールームテントの選び方

 

それでは次に、実際にどう選んだら良いのかご紹介いたします!
どんなアウトドアギアを選ぶ際も、やりたいことが決まれば決まるほど適切なものを選びやすくなります。

 
ツールームテントのコールマン
スノーピークのフラッグシップモデル『ランドロック』
 

ツールームテントのモデルによる違いは大きく分けて【サイズ】と【形状】なので、その二つが決まればピッタリのモデルが選びやすくなります!

 

サイズについて

 

まずはサイズを決めるためにご自身の【一番使う人数】を考えましょう。
そして使用するであろう【最大人数】と【最小人数】もイメージ出来ればなお良いです!

 

濡らしたくないような電化製品や貴重品など、寝室に荷物を置くスペースも考慮して、テントの幅は大人一人当たり約70~80cmくらいあれば快適に過ごせます。

 

基本的にツールームテントであればインナーテントの長さは200cm以上のものが多いため、あまり気にしなくても大丈夫。なので、幅を自身の使用人数x70~80cmで計算すればサイズは絞れてきます。

 

基本的に各種テントはメーカー側で『何人用』と表記されていますので、そちらを目安に選んで頂いて問題ありませんが、ポイントとしては表記されている使用人数には『余裕は無し』と思った方が無難です。

 

つまり、『4人用』と記載されているテントで実際に大人が4人で使うと隣との距離感は結構近く感じます。
余裕を持って使用したい場合は、実使用人数<メーカー表記使用人数で選ぶと良いかと思います。

 

形状について

 
 

各社上位モデルは、空間を最大限使う工夫がされ、耐風性や耐久性を高めた構造になっています。

 


しかし、その反面、堅牢性を保つため、ポールの本数や、生地の厚みが増し、全体的な重量や収納が大きくなり、
設営も複雑なポール組となる為、慣れない初心者には少しハードルが高い傾向です。

 

次にテントの形ですが、構造の違いにより設営方法や設営の難易度が変わるのでテントの見た目の好みだけでなく、『目的』をしっかりと考え選ぶことで無駄のない、つまりは失敗のない選択が出来ると思います。

 

主な構造について

 
DOD カマボコテント3
 

■トンネル型テント

 

ツールームテントの人気に火を付けたDODのカマボコテントに代表されるトンネル型テント。
圧倒的な居住空間の広さを体験するとトンネル型テント以外は使えなくなってしまうかも?

 

設営はポールをフライシートのスリーブに通して幕を起こし、ペグダウンするだけで完成するので、設営が苦手な人でも比較的簡単に設営が出来るツールームテントです。

 

また、ポールの数も少ない為、収納のコンパクトさや、重量の軽量化もトンネル型テントの特徴です。

 
オガワ アポロン
 

しかし、ポールをスリーブに通してしならせる事でテントを形作るので、ポールを湾曲させすぎてしまう事でポールの破損や、生地の裂けなどが起こりえるデメリットです。

 

また、しっかりとペグダウンする事で高い耐風性を保ちますが、ペグダウンを正確に行わない事で風によりテントが形をしっかり保てないのもトンネル型の特徴でもあります。

 

設営難易度 ★★★
空間の広さ ★★★★★
重量    ★★★
耐風性   ★★★★★

 
コールマン タフスクリーン2ルームハウス+
 

■スタンダード型(フラシートへポールを通すモデル)

 

一般的な構造のツールームテントで、フライシートにポールをクロスさせテント生地に張りを出します。クロスポールで形を作るので、ペグダウンをしなくてもほぼ自立します。

 
テント生地のスリーブへ直接ポールを通して設営する
 

基本的なドーム型テントの構造を応用しているので、ドームテントからの派生で2ルームテントを購入される方は難なく理解出来るかと思います。

 

設営時間、居住性、耐風性、総重量など、全てにおいてバランスが良いため、ツールームテントのエントリーモデルはほとんどこの構造で出来ています。

 

迷ったらこのスタンダード型を選べば失敗はありません。

 

設営難易度 ★★
空間の広さ ★★★
重量    ★★★★
耐風性   ★★★★

 
オガワ ティエラ5-EX
 

■セッティングベルト型(フライシートをポールの上から被せるモデル)

 

オガワのティエラに代表されるフレーム構造で、先にポールを組み立ててしまい、その上からフライシートを被せてテントを形作る構造のツールームテント。

 
フレームから組み立てるのが特徴
 

フライシートへポールを差し込んだりしないので、ポールを間違えて組み上げてしまう事が少なく、テント本体のスリーブの破損など気にならない構造です。

 
人気のロッジ型のテントも同じくフレームから組み立てるタイプです。
 

しかし、組み上がったポールの頂点が2m程と高いので、フライシートを被せる事が一人だとかなり難儀です。2人以上いれば簡単に被せられるので、ファミリーキャンプでも手伝ってもらえる人がいれば、設営自体は簡単な部類に入るかと思います。

 

設営難易度 ★★★★(一人の場合)
空間の広さ ★★★
重量    ★★★★
耐風性   ★★★★

 
スノーピーク ランドロック
 

■ポール組立型

 

スノーピークのランドロックを代表とするツールームテントは、居住性の拡大、堅牢性の向上の為、ポールとポールを組み合わせたフレームワーク構造となっています。

 

ポールを組み合わせる向きや手順が他のツールームテントより、やや複雑になる為、初心者の方は少し難しく感じるかもしれません。

 
広々快適な空間で贅沢なキャンプライフが送れます
 

しかし、一手間掛かるポールワークですが、完成した後の居住空間の広さ、耐風性の高さ等、まるで“家”とも言える快適なキャンプを保障してくれます。いつかは使ってみたい、ツールームテントの最高峰と呼べるテント達です。

 


金額も高額になりますが、その対価に見合ったキャンプライフを送れますよ!

 

設営難易度 ★★★★★
空間の広さ ★★★★★
重量    ★★★★★
耐風性   ★★★★★

 
コールマンの最高峰マスターシリーズ 4Sワイド2ルームコクーンⅢ
 
 

ツールームテントのまとめ

 

4人以上でキャンプに行かれるのであれば、ツールームテントを選択するメリットが十分にある事をご理解頂けたかと思います!

 
コット泊は寝心地の向上や、秋冬キャンプでは冷え対策として有効です。
 

また、インナーテントをあえて使わず、大きなシェルターテントとしてや、コット泊に変更したりと幅広い使い方が出来るのもツールームテントの特徴です。

 
少人数用のノルディスク レイサ4
 

年間を通して自身の休みの予定などを考え【何泊くらいしたいか】と【連泊はするのか】を把握する事が、自分に合ったツールームテントを選ぶ基準になるかと思います。

 

年に何回も行かず基本一泊しかしないのにあまりにも複雑な形状にしてしまうと、設営と撤収でキャンプが終わってしまう場合もあります。

 
スノーピーク エントリー2ルームエルフィールド
 

逆に何日も連泊したい方は、急な天候の変化にも対応できるハイスペックモデルが良いかもしれません。
自身の予定含めた動きが想像出来ればできるほど、モデルは絞れていくと思いますので参考にしてみてください!

 

また、ツールームテントの購入でお店に来られる方が一番に気にされているのが『設営が出来るかどうか?』

 

タイプ別に設営の難しさが違いますが、どの構造のテントでも所見では難しく感じても、何度も練習をする事で使いこなす事は可能です。

 
 

トレファクスポーツでは、購入前にテントを実際に設営して、組み立て方の確認も出来ますので、設営方法に不安がある場合でもスタッフが一緒に組み上げをご説明させて頂きますので、安心してご購入が出来ます。
(※設営スペースのある店舗に限ります。また天候や混雑時ですぐにご対応が出来ない場合もございます)

 

トレファクスポーツ各店では、お手頃な2ルームテントからハイスペックなルームテントまで幅広いリユース品のテントを常時在庫していますので、ツールームテントを購入しようとお考えの方は、是非トレファクスポーツ各店へ遊びに来てください!

 

スタッフが丁寧にお客様のテント選びをお手伝い致します!

 
 

トレファクスポーツ青葉台店

 
 

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