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100年以上前!アンティークのアイロンストーブを深堀りする!

2024.10.29


イチオシのアイテムがきた!


かつおどりです。


ヴィンテージ風のキャンプスタイルに変更しているかつおどりが、かねてより欲しがっていたヴィンテージギアが当店に入荷してきました。

私がずっと欲しいと思っていたものなので、イチオシです。きわめてイチオシです。






アイロンストーブ

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今回ご紹介するアイテムは、およそ100年以上前にアメリカで作られたアイロンストーブです。

アイロンストーブはその名のとおり、服のシワなどを整える道具であるアイロンを温めるためのストーブです。

見た目から醸し出されるアンティークな風合いがなんともオシャレですが、100年以上も前の代物が今でも現役で使えるというのはなんだか感慨深いですね。


なかなか珍しいアイロンストーブですが、当時の時代背景とともに深堀りしていきたいと思います。




アイロンストーブが使われていた時代

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今回ご紹介のアイロンストーブが使われていた時代は1800年代後半から1900年代初期までのアメリカです。


現在のアイロンは電気で温めることができますが、100年以上も前にはそのような技術は存在しておりません。


トーマス・エジソンが白熱電球を発明したのが1879年。

そこから電気は普及していきましたが、アメリカにおいて家電製品が一般家庭に普及していったのは第一次世界大戦が終戦した1920年代~1940年代ごろから。


当時のアメリカは西部開拓時代の終わり、フロンティアが消滅した時代です。

土地開拓が西海岸まで行き渡り、様々な技術が急速に発展しはじめる時期のアイロンストーブ。


電気式のアイロンが登場したのが1920年代頃からといわれているので、まさに電気アイロンが普及する直前まで使われていたものですね。


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ちなみに、製造メーカーは「CENTRAL OIL & GAS Co.(セントラルオイル&ガスカンパニー)」とのことですが、この会社の歴史は調べましたが、詳細を確認することができませんでした。

過去にアメリカに存在していた会社ということはわかっています。

現在でも似たような名前の会社はいくつか存在しているのですが、関連性は不明です。




当時はアイロンストーブの需要も高かった!?

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歴史を深く探っていくと、当時のアメリカはアイロンの需要が非常に高かったことが考えられます。


というのも、1890年ごろのアメリカは"スーツ"が爆発的な人気を博しておりました。


1800年代半ばにヨーロッパにてスーツの原型である「ラウンジスーツ」というものが普及していき、1800年代後半にアメリカへ渡っていきました。


アメリカを代表するオシャレな音楽であるジャズとスーツの相性がよく、当時はスーツを着てジャズを聴くというスタイルが大流行。ある種のスーツブームが巻き起こりました。

そこからビジネスシーンでもスーツを着ることが定着していったそうです。


このように、スーツの需要が上がれば当然アイロンの需要も上がり、アイロンストーブは当時の必需品と言っても過言ではなかったと考えることができます。


ちなみにラウンジスーツとは、ラウンジでくつろぐためにつくられたスーツのことです。






現在はキャンプギア!

1台3役の優れもの!

当時はアイロンを温める道具として一般家庭で使われていたアイロンストーブですが、現代では見た目のおしゃれさなども相まってキャンプでの需要が爆上がりしています。


最近では様々なメーカーが復刻モデルとして製造したり、ガレージブランドも現代風にアレンジしたアイロンストーブを作ったりしております。


アイロンストーブは見た目もさることながら、実は機能面もキャンプの相性が非常に良いです。

アイロンストーブ1台で主に3つの機能が備わっているので、それをご説明していきます。




1.バーナーとして

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元々の用途がアイロンを温めるものであるため、五徳に鉄板などを置けばアルコールバーナーのような使い方ができます。

10×15cmくらいの黒皮鉄板などを使えば丁度よさそうです。

ソロキャンプでも使えますし、おつまみを作るためのサブバーナー用に使うこともできますね。




2.暖房として

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本体全体が鉄でできていて煙突のように上部が空いている構造のため、コンパクトな暖房器具としても使えます。

石油ストーブや薪ストーブのようにテント内を温めるほどの火力はありませんが、手元・足元を温めることはできます。

ピンポイントで暖をとりたい場合などに重宝しそうですね。上部は思ったより暖かったです。




3.照明として

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アイロンストーブの正面にはマイカ窓が付いているので、そこから炎を眺めることができます。

窓は一箇所だけなので明るさはそこそこですが、こちらもストーブ周辺を照らすことができますし、なんといってもほのかな炎の揺らぎが目の保養極まれりです。






完全なロマンアイテム

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このようにアイロンストーブは、アルコールバーナーとキャンプヒーターとオイルランタンを合わせたいような素敵な機能を持ち合わせているので、キャンプとの相性が抜群なわけです。


ただ、いずれの機能もハイスペックとはいえません。

しっかり料理をしたければちゃんとしたバーナーを使うべきですし、真冬に暖をとりたければ薪ストーブや石油ストーブなどを使うべき、明るさを求めるのであればランタンを用意しなければなりません。

また、10cm幅の芯を使用するため、燃費も決して良くはありません。


メリットとデメリットがしっかり共存しているアイテムなわけですが、そのようなデメリットを差し置いても手にしたい、アンティーク品特有の魅力が詰まっているのがアイロンストーブです。


実用性やスペックは二の次です。兎にも角にもこの見た目がロマンの塊です。


復刻モデルや現代アレンジ版の方がスペックなどは良いと思いますが、せっかくならオリジナル品を持っておきたいところです。


ヴィンテージ品はキズの具合や雰囲気は唯一無二です。

今回の個体は程よいキズやサビなどがございますが、全体的には非常に状態の良い個体です。

かなりいい味を出しているちょうどいい状態ですので、コレクターの方やアイロンストーブに興味のある方はぜひご検討ください。






商品詳細!

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ブランド:CENTRAL OIL & GAS Co.

モデル:アイロンストーブ

製造年:推定1800年代後半~1900年初頭

状態:経年によるヨゴレ・マイカ窓のひび割れ・脚若干のぐらつき

使用燃料:パラフィンオイル・灯油

当店販売価格:60,500円(税込)


お問い合わせ番号:5501003868765

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