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番外編!孤高の山行報告9 ~秩父のシンボル!梅雨中の武甲山~

2020.07.22

どうも、孤高の登山好きです。

梅雨空が恨めしい今日この頃ですが、山に登らないと体がなまってしまいます。

最近また県外移動が再度自粛ムードなので、県を出ない範囲でどこに行こうかと迷いました。
本当は今年南アルプス・中央アルプスを中心に登る計画を立てていたんですが、どこもかしこも
登山口の閉鎖や、林道の閉鎖、渡渉用の橋を外してあったりとウェルカムではないため、行こうと
思われている方は事前調べは必須です。

県境付近で色々とリサーチしましたが、昨年猛威をふるった台風19号の爪痕が未だに各登山道、もしくは
登山道へ続く林道の通行止めなど、自粛以外でも自然災害の影響で登れない山が多いのもまだまだ多いです。

天気との兼ね合いもあったため、今回は近場の秩父の名峰“武甲山”をさくっと登ってきました。

山肌が削られている武甲山

秩父の山域で山肌が削られた特徴的な山を見た事はありますか?

武甲山の北側斜面は良質な石灰岩が取れる場所で、明治時代から採掘が進められているそうです。
石灰岩はセメントの材料になるため、現在では重機を使い大胆に山肌が削られ、絵にかいたような
自然破壊が進んでいます。

本来の山容は分からなくなってしまっていますが、南側の斜面は昔より変わらないブナ林が残る
自然豊かな奥深い地域になります。

標高は1304mと低山ですが、山頂まではずっと登りなので登り応えはあります。
因みに日本200名山にも指定されています。

今回は曇天だったため、その特徴的な山容をお見せ出来ませんが、画像検索して頂ければ
武甲山の破壊された山肌が見えますので見てみて下さい。


登山用品の孤高の山行記録
出発は生川(うぶがわ)登山道

所謂正規ルートとなる生川登山道から登山開始です。
御岳神社が山頂にあるため表参道ルートとも呼ばれており、起点となる登山口の駐車場は
鳥居があります。(一ノ鳥居)

登山口まで車で来れますが、途中石灰岩を採掘している要塞のよう工場を左右に見ながら進みます。
大型のダンプやトラックが絶えず石灰を運んでいますので注意が必要です。

工場地帯の終点に狭い林道入口がありますので、迷わず入って大丈夫ですw
この林道も昨年の台風19号の影響で道が沢に落ちたため、しばらく通行が出来ませんでしたが、
片側が普及していますので通過可能です。

しかし道はデコボコで荒れていますので走行注意です!


孤高の山行記録のトレッキング
では改めて駐車場奥の舗装路から登山開始です。

トレッキングの山登り
初めは舗装された道を沢沿い(生川)に上がって行きますが、水がとても綺麗です。
この舗装された道を登り切ったところから本格的に武甲山山頂への登山口がはじまります。


山登り
途中昨年の台風の影響で大きく陥没した場所や、濁流が流れたと分かる箇所、道が大きく痛んでる場所など
があるため、注意が必要です。


20年07月22日:画像6
登山道~不動滝~大杉の広場

登山道はずっと登りですが、登り始めてすぐに不動滝が現れます。

写真だと分かりにくいですが結構上の方から滝が流れ落ちています。
この水は名水として有名ですが、ここまで来なくても、登山口に来る手前の工場終点で
汲むことも出来るそうです。(工場で汲む名水に個人的に抵抗があるのでこちらで飲みました)

滝には大中小のペットボトルが水を入れて並べられていますが、最初名水を汲みに来た人用なのか?
と思いましたが、そうではなく、山頂のトイレ用に流す水を登山者に協力してもらいここから担いで
持っていき、山頂の神社に置いてくる仕組みになっているようです。

ほぼ空身で来ましたので1本持って上がります。

滝を過ぎると特に尾根道を行くわけではないので、つづら折りにひたすら登って行きます。


20年07月22日:画像7
曇りとは言え、湿度100%の中なので、蒸し暑くサウナの中を登っている状態です。
風も風速1-2m程度なので、森林内は無風な状況です…。

汗が滝のように出ますが、夏の低山の醍醐味と思いひたすら耐えます。

急登を登りきると少し開けた大杉の広場に出ます。


20年07月22日:画像8
ここは呼び名のまま大きな杉の木がある場所で、霧の中だった事もあり神秘的な雰囲気が
漂っていました。

ここが丁度登山道の半分の位置なので、あと半分気合を入れます!
この辺りから遠くに『ズゴーン』と何やら音が聞こえてきましたが、その正体は山頂に
着いたら判明しましたので後程。


20年07月22日:画像9
途中雲を抜けたので空が明るくなり、太陽も少し覗き始めました。
常時曇りを想定していたので、これは嬉しい誤算です!


​山頂到着!

大杉の広場からは傾斜が少し緩くはなりますが、一切妥協のない登りが続きますので、
自分のペースで一歩一歩進んでいきましょう。


20年07月22日:画像10
そして空が開けてくると山頂手前にある神社に到着です。

山頂はこの神社の裏手になりますが、その前に不動滝で担いだトイレ用の水を置きます。
本堂右の小屋裏にペットボトルを置くカゴがあるのでそこに置きます。

本当は水を何かに移して空のボトルをまた滝に置くんだと思いますが、良く分からなかったので
そこに置いてきました。

神社裏手を少し登ると緑色の柵がありますので右に行くと『第二展望』、左に行くと『第一展望』の
武甲山山頂に到着です。


アウトドア用品の登山用品
予想通り何も見えませんw

しかし1000m程度ですが見事な雲海です。
晴れていれば秩父の街並み全て見渡せる景色が広がっているそうですが残念です。

しばし雲を見ていましたら、大杉の広場で聞いた『ズゴーン』という音が鮮明に雲の下から聞こえます。

あの音はショベルカーなどが武甲山の北側斜面を削っている音でした。

削られている山としては去年登った『伊吹山』以来ですが、動かく山を削ってしまう人間の技術力?
欲?には改めて考えさせられる山行でした。

武甲山だけではありませんが、トンネルだって山をくり貫いて作っている訳ですから、日本全国山は
人によって浸食され続けていますね。

今見ている景色が自分の孫も見れるように“残す努力”が必要なのかもしれません。
自分が出来る事から皆さんも始めてみませんか?

まとめ

生川登山道ピストン

登り 1時間20分 (標準2時間40分)
下り 50分   (標準2時間10分)

総歩行距離6.8km

累積標高差 上り約897km
      下り約897km

トータルで2時間切る予定でしたが、登山に行く間隔が空いてしまったため、筋力、体力の低下を
感じました…。

特に太ももの踏ん張りが弱くなってしまっていたので、トレーニングを進めたいと思いました。

適度な疲労感で低山ながら登りが続くので満足度はありました。

駐車場で着替えていたら、大きなスズメバチが何匹かやってきて危なかったです。
今日一番危ない場面でした…。

今年はどこも登山がし難い環境ですが、昨年の台風19号の影響が未だに復旧していない場所が多く,
出掛ける前にしっかりと調べてから行かれる事を強くおススメします!

他にも和名倉山、諏訪山、御座山を候補に上げましたが、道路が陥没通行止めで、
迂回に時間がかかる、林道閉鎖など登山口に取りつくまでに時間がかかる為、パスしましたが山はやっぱし
晴天の日に登るに限りますね。景色を見て登る苦労をペイ出来ますからね。

トレファクスポーツ三芳店では、トレッキング用品の中古販売・買取を
行っています!

まずは中古で初めてみる!という選択を登山を始めたいけど続くか分からない…とお考え
の方には是非選択肢に入れて頂きたいです!

登山用品は新品で買うと結構良いお値段がしますが、バックパックやウェアなど、
綺麗な物もございますので、一度トレファクスポーツ三芳店にご来店下さい!

以上、簡単ではありましたが今回の山行報告はここまで!

また登山に行った際はご報告いたします!
最後までありがとうございました!!








 

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