1930年代製造のHASAG 152P コレクター必見の希少モデルが訳あり入荷!!
2024.11.29
2024.11.29
皆さんこんにちは!
スタッフP1です。
寒さで起きられなくなってきました…
オフトンが手放せない季節にあっという間になっちゃたなといった気分です。
通勤中に顔を見せる富士山が徐々に白くなって、はっきりと見えるようになると冬になったなと思ったり…
本日はそんな冬に人気のアイテムランタンからとんでもない珍品が入荷しましたのでご紹介します。
国内情報はひとにぎり!?
海外でも出現情報がごく少数!?
本日ご紹介するのは、こちらのランタン
どことなくシルエットから、ヨーロッパのランタンの雰囲気が漂っております。
メッキの輝くこちらのランタン
ブランドはHASAG(ハサグ)
ヴィンテージランタンをお好きな方なら一度は聞いたことのあるブランドかと思います。
日本国内の知名度だとケロシンランタンよりはオイルランタンの方が知名度高いかもしれません。
そんなHASAGですが、当店でもなかなか入荷のしないランタンブランドですのでまずはブランドのご紹介
HASAG(ハサグ)とは
現在当店の在庫は2台!
その外観の雰囲気からヨーロッパ系のランタンの雰囲気が漂っております。
それもそのはず、製造はドイツ製・MADE IN GERMANYです。
そんなHASAGですがどういったブランドなのでしょうか。
ちなみに本日は右側の個体をご紹介していきます。
左側の個体も店頭にてご案内中です。
HASAG(ハサグ)とは
ブランドの生まれは1863年ごろ、今から160年近くも昔です。
元は金属加工の会社でした。
金属製品の製造のなかでガスランプや石油ランプの製造なども行っていくようになります。
1914年ごろの第一次世界大戦
1939年ごろの第二次世界大戦
と大きな戦争の中でドイツの軍事品製造を請け負うことでブランドが存続していきます。
第二次世界大戦以降の流れはオイルランタンのブランドのFEUERHAND同様
ソ連に接収されていき、HASAGブランドは消滅したらしいですが…
海外フォーラムでもあれやこれやと考察を繰り広げられており正確な年代は不明です。
当時の工場設備は流用されMEVAやBATのランタンへと姿を変えていきます。
ブランド知名度としてはケロシンランタン系よりもオイルランタンの方が高めです。
何分HASAGと並行してBATブランド権も所有しており
BATのチェーンベイルを用いたランタンや
HASAG・BATのORKANなどをはじめとしたハリケーンランタン
こちらはコアなコレクターの方が多くいらっしゃいます。
そんな、今回入荷したランタンはHASAGのケロシンランタン
そのモデルとは…
1937年型サブバーナーレバー搭載
HASAG152P
今回入荷したモデルはマニアの方でも見たことが少ないであろう希少モデル
モデル名の刻印が152P
正式にはPRESTO No.152となります。
タンクにしっかりと刻み込まれているPRESTO(プレスト)の文字
HASAGのランタンの中でも一部のモデルにのみついているモデル型式です。
PRESTOモデルの特徴は
この下から伸びるプレヒートバーナー/予熱器
プレヒートバーナーを搭載しているモデルに記載されている名称です。
当店在庫の252と比較してもプレヒートバーナーの有無の差がわかります。
予熱器がついているためかプレヒートカップはついておりません。
また海外フォーラムより製造時期に違いによるプレヒートバーナーの形状の比較が見られ
参考にすると、今回入荷したレバー形状は1937年頃に製造されていたモデルに取り付けられていたレバーのようです。
メインのバルブハンドルの形状なども1930年代のOPTIMUSと同様の形状となっております。
HASAGのタンクロゴも六角形のエンブレム以前の旧ロゴタイプのタンクとなっております。
気になる状態
本日入荷の152P
大変貴重なモデルであるのは確かなのですが…
どこがオリジナルなのかの判断材料が少ないモデルとなっております。
そのため何かしら齟齬があるかもしれません・・・・
そして肝心なご案内事項が
動作させるのにオーバーホールが必要そうです。
買取お持ち込み時から加圧ができないとのことはお伺いしており
外周に圧抜けするようなクラックは該当ありませんでした。
そこでタンク内部とポンプノブ側双方ファイバースコープを用意して確認したところ
タンク内はピカピカ!
ビックリするくらい綺麗です。
チェックバルブ側を見ると少し濃い影が見受けられました。
ほんとに少しのエリアですがクラックがあり圧がそこから抜けてしまう状況です。
また燃焼用のクリーニングニードルも欠損しているためヴァポライザー周辺もメンテナンスが必要です。
外観を損なう大きな損傷は少なく
ベンチレーターのヤケと小さなエクボが見られる程度
今からおよそ100年前のランタンとは思えないピカピカの外装を維持しての入荷となっております!
海外・国内を見ても出現頻度はコールマンのアークランタンクラス以下と思える希少モデル
ドイツで一大ブランドとなったHASAGの予熱器付きのケロシンランタン
ヨーロッパヴィンテージランタンコレクターの方でもなかなかお目にかかれない逸品です!
現状コンディションのご案内となりますが…
レストアして実用しても良し、コレクションの一角に飾っておいておいても目を引く1台です!
商品詳細
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【ブランド】HASAG(ハサグ)
【アイテム名】ケロシンランタン
【型 番/モデル】152 PRESTO (152P)
【製造年数】1937年ごろ
【製造】MADE INGERMANY(ドイツ製)
【状態】チェックバルブ周辺内部劣化によるクラック穴有
加圧不可能のためエア圧動作未確認
エア圧確認不可のためサブレバー他各種動作未確認
ニードル欠品
ベンチレーターヤケ凹み有
ベイル部ベンチレーターロック用ミニピン1か所欠損
圧力計取り付け無し
オーバーホール・レストアベースとしての使用推奨
【備考】1937年式サブレバーハンドル
ベンチレーター2点止め一体型
店頭販売価格:¥110,000-(税込)
【お問い合わせ番号:5501113971】
※お電話でのお取り置きは行っておりません。
※販売済みの際はご容赦ください。
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