次世代へバトンを渡した最終型モデル「Coleman 200A グリーン」
2024.11.20
2022.09.29
皆さんこんにちはスタッフP1です。
夕方は少し肌寒さも出てきましたね。
今の時期はランタンやバーナーを動かすと暖かさにありがたみが増しますw
日没も早くなってきて、季節の変わり目をひしひしと感じながら
本日は、大変珍しいランタンが入荷致しましたのでご紹介しようと思います。
当店でも初入荷のブランドのケロシンランタンとなります!
まず初めにオーストラマックスとはいったい何なのか…
オーストラマックスとは、1940年代にオーストラリアで生まれたブランドです。
オーストラリアと言えば、イギリス国旗が描かれている英連邦加盟国
自動車は右ハンドル・左側通行と生活面でイギリスの名残がうかがえます。
一方で、工業面ではアメリカの影響をうけている部分もあります。
オーストラマックスもその一つです。
元々は、コールマンのランタンをライセンスを取得してランタンを製造していたようです。
コールマンのランタンを作っていた工場等で製造されていたランタンが今回のお品物
海外サイトなどでミリタリーの表記が見られますが…
オーストラリア軍のランタン自体が見つけられませんので事実かは不明です…。
軍用と言うよりは第二次大戦の戦時下における緊急用のライトの製造として
ライセンスを取ったのではないでしょうか。
第二次大戦期の日本のオーストラリア侵攻を予期して、準備として自国で設計するよりも
結びつきの強い、英米から借用して作るのが効率的で即効性があるとなったのかもしれませんね。
現代でもオーストラリア軍の戦車はアメリカのM1エイブラムスだったり
アメリカの影響を受けているのもうかがえます。
ここで一つ疑問がわきます。
コールマンのランタンと言えばアメリカ製とカナダ製がほとんどですよね?
オーストラリアにコールマンのランタン等あるのでしょうか…
実はあるんです!
※こちらはカナダ製の近縁モデル(青葉台店ブログより)
画像のモデルのコールマンのケロシンランタン249というモデルになります、
249SCOUTの愛称で人気のモデルですが
定番のアメリカ製とカナダ製の他に
幻と言われるオーストラリア製が存在します。
その他242Cなどでも確認されているようです。
さらに、オーストラマックスとコールマンとの関係をうかがわせるアイテムがコチラ
ホワイトのステンシルのみの簡素な造りのグローブ
パイレックス製のモデルは#550で
200Aにも搭載されているグローブと同型となります。
グリーンレーターやレッドレター等が一般的な中このプリントのグローブは
ケロシンランタンの249等非常に限定されているモデルに搭載されています。
コールマンの249でもオーストラリア製は同モデルのグローブを搭載しています。
同じ製造ラインが絡むからこそ、サイズ感などは適合するように設計していたのではないでしょうか。
グローブは、大きく破損してしまっていて、ちょっとした衝撃で完全に割れてしまう程の状態で
現状維持が困難な為、大変貴重なグローブではありますが、グローブ無しでの提供となります。
200Aなどのグローブ(現行#550)を搭載したイメージがこちらになります。
余談ですが、コールマンのケロシンランタンのモデルにcol-max(コールマックス)と言うのがあります。
ちょっと名前が似ている気がします。
製造年の記載がないところなど使用もチョット似てますね。
オーストラマックスを詳しく見てみよう
謎の多いランタン本体を見てみましょう。
まず本体は、メッキタンクにブラックのベンチレーターを備えています。
コールマンでは見られないカラーのベンチとボールナットですね。
ベンチレーターは琺瑯(ホーロー)で出来ております。
タンク部分には
AUSTRAMAXのロゴ
オーストラリア大陸
3/300の文字
3/300はモデル名を意味しているらしく
300CP(300キャンドルパワー)の明るさを誇るモデルとなります。
オーストラマックスでは、このほかに1/300・2/300と言うのがモデルとしてあるようです。
ジェネレーター等も太いケロシン用の物が搭載されています。
ポンピングノブなどはプラスチック素材を使用しています。
グローブは一般的にPYREX(パイレックス)を使用していたようです。
様々なグローブがありAUSTRAMAXのロゴプリントのあるモデル
ブランドがSchott Suprax Glas(スコット)のモデル等
様々なグローブが確認されているようです。
オーストラマックスのランタンはこのポンピングノブの素材などで
前期:ポンピングノブ&エアバルブが金属・燃料バルブは歯車型円形
中期:ポンピングノブが金属・エアバルブがプラスチック・燃料バルブが矢印型
後期:ポンピングノブ&エアバルブがプラスチック・燃料バルブが矢印型
と分けることが出来るようです。
混合する時期もあるようですが大きく3種類に分かれます。
ポンピングノブ・エアバルブ共にプラスチックなので
今回のモデルは後期型に位置するモデルと言う事になります。
コールマンと異なり
ベイル(持ち手ハンドル)がベンチレーターに当たるという仕様になります。
ケースに入れるにはベイルを取り外すしかなさそうです。
点灯の確認は出来ておりますが、ポンプカップ(本モデルでは耐油性Oリング)の経年劣化で圧の入りが鈍くなっております。
前オーナー様が革カップを当てている為圧自体はかけられますが万全の状態とまではいかない状態です。
グローブは付属しておりませんのでコールマンの#550等シングルマントルランタン用のグローブを
別途お用意ください。
コールマンのガラスグローブは問題なく装着できるのを確認しております。
タンクに数箇所ヘコミが見られるほかは通常使用の範囲のヤケなどのみとなり。
オイル漏れやハンドルの破損等は見受けられておりません。
------------------------------------------------- 【ブランド】AUSTRAMAX(オーストラマックス) 【アイテム】ケロシンランタン 【モデル】3/300 後期型 【製造】オーストラリア製
使用に伴うヤケ有
トレファクスポーツでも中々入荷のしないオーストラリア製のケロシンランタンの入荷です!
Tilley(ティリー)/OPTIMUS(オプティマス)/Petromax(ペトロマックス)
Coleman(コールマン)/Bialaddin(バイアラジン)/Vapalux(ヴェイパラックス)などなど
定番ブランドが多いケロシンランタン
個性的でマニアック・謎多きオーストラリア製ケロシンランタン
AUSTRAMAX(オーストラマックス)という新たな選択肢も是非ご検討下さい。
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