投稿日:2021.11.08 | 最終更新日:2022.04.09
どもどもこんにちは、YUGABOです。
ビンテージアイテムって扱いが難しそう・・・。そう考える方も多い事でしょう。
しかしきちんとしたメンテナンス方法と使用方法が分かっていればそこまで難しくありません!
自分自身であれやこれやといじくり回していくことで、いつしか愛着が湧いてくるのが ビンテージ アイテムの魅力!!
今回はわたくし「YUGABO」が ビンテージ の世界へまだ踏み出したことがない方に向けて一歩踏み出したくなるようなお話をできればと思います。
まず理解しておきたいこと
ビンテージ アイテムを扱う上でまず理解しておきたいことはこの2つ!
- メンテナンス方法(構造の理解)
- 使用方法
この2つをしっかり理解していれば、いつでも ビンテージ の世界へ踏み出せる準備はできています!!
昨今のキャンプスタイルとは
近年アウトドアの需要が注目を浴び、このブームをきっかけにキャンプを始められた方も多いのではないでしょうか??
そんな右肩上がりのキャンプ業界ですが、その中でも世の中で需要を博したのが「ランタン」で、大きく分けると以下の6種類になります。
- ガソリンランタン
- ガスランタン
- LEDランタン
- ケロシンランタン
- オイルランタン
- キャンドルランタン
『アークランタン』(製造年数は推定1915年~1920年)
それぞれが特徴をもったランタンなわけですが、その中でもインスタグラムを始め各種SNSで注目を浴びているのが「 ビンテージ 」のランタン達。
キャンプ歴の長いベテランキャンパーがこぞって愛用していたり、有名な芸能人が実際に使用していたりなどビンテージのランタンの魅力は現在どんどん広がっています。
実はわたくしYUGABOも現在から約70年前に製造されたランタンを愛用していますww
今回はそんな「 ビンテージ 」ランタンの中でもホワイトガソリンを燃料とするガソリンランタンを題材としてビンテージの魅力をお伝えしていこうと思います!
ビンテージランタンのTHE王道『200A』
「ビンテージランタンと言えばなに?」
そう聞かれた時にビンテージランタン好きの多くの方がコールマンの200Aというモデルを思い浮かべるのではないでしょうか。
コールマンというブランドの長い歴史の中でも最も愛され、そして時代を経て現在でも使用されており、「ビンテージランタンの王道」とも称されるビンテージガソリンランタンです。
今回はそんな200Aを例に挙げてわたくしYUGABOが考えるビンテージランタンの面白さを軸にお話ししていきたいと思います。
YUGABO的200Aの3つの魅力
- ビンテージ特有の雰囲気が有り、見た目で惹きこまれる。
- ある程度自身でメンテナンスでき、愛着もって長く愛用できる。
- 当時の時代背景を知る事で時代の変遷を感じられる。
この3つのどれかにハマってしまえば、きっとビンテージランタンの世界へ踏み出したくなることでしょうっ!
それでは1つ1つお話ししていきます!
ランタン本体の魅力
これからビンテージの世界へ足を踏み入れようとしている方が一番感じやすいのがこのランタン本体の魅力。
実際に現行の物と比較しても、雰囲気でなんとなくお分かりいただけるかもしれませんね。
実際に点灯しているところを見るとその雰囲気の違いは一目瞭然。
言葉では言い表しづらい部分ではありますが、画像から感じるこの雰囲気の違いを感じてください!!
この良さに憑りつかれたらもうあなたは準備完了です(笑)
メンテナンス次第で長く愛用できる
一番歴史の長いガソリンランタン。古いものでその製造はおよそ1920年代から始まったとされています。
「そんなランタンなんて、もはや飾りでしょう?」そう考える方も多いかもしれませんが、実はメンテナンス次第で今でも使用することが可能なのがガソリンランタンの魅力の1つ。
ビンテージのガソリンランタンは当時の技術で製造されている為、修理用のパーツが手に入るのかそして実際に修理が可能なのか不安に思う方もいるかもしれませんが、今回の200Aのように修理用のパーツがインターネットなどで簡単に手に入れることが可能なモデルも存在します。
また修理に関しても現行のランタンと根本的な構造は変わらない為先述したようにランタンとしての構造を理解していれば特別な工具などがなくても修理が可能なんです。
ここでビンテージランタンの中でも特に多い症状がいくつかご紹介したいと思います。
・ポンプカップの劣化
・チェックバルブの固着
・ジェネレーターの詰まり ・・・etc
上記の3つの症状がビンテージランタンの中でも一番不良症状の中で頻度が多いのですが、実は現行のランタンでも一番多い症状なんです。
つまり現行のランタンのメンテナンスが可能であれば基本的にはビンテージランタンの修理も可能ということになります。
ただ一番大事なのは修理方法を理解するだけでなく、実際にランタンをキャンプ場で使うことが非常に大事なメンテナンス方法です。
そうしてメンテナンスを施してきたランタンは10年、50年、100年経っても変わらず使用でき、ある意味育ててきたランタンにいつしか愛着が湧いてくることでしょう。
ブランドの歴史やモデル変遷などを知る
ランタンを製造するブランドが元々はどういう会社だったのか、どういった経緯でそのランタンが生まれたのか、そのモデルから現在にかけてどのように変遷を遂げたのか、これらを知ることもビンテージランタンの面白さにハマるきっかけになります。
今回、例として挙げているコールマンの200Aモデル。
実際にコールマンの歴史とその中で200Aが現在にかけてどのように変遷を遂げたのかを簡単にご説明したいと思います。
コールマンが誕生したのは今から約120年前の1901年。
創業当時はランプのリース業を行っていましたが、当時のガソリン式ランプは粗悪品が多く出回っていた為メンテナンス費用が嵩んでしまうことに危機を感じたコールマンは1914年に屋外型の自社ガソリンランタンを開発します。
その後1941年になると第二次世界大戦を機に戦争需要が高まり米軍から軍用品の製造を委託され、軍事品の開発にも携わります。
今回ご紹介している200Aが登場したのはそんな第二次世界大戦が終戦した戦後の1951年。
当初は200Aではなく200というモデルがベースで存在していましたが、タンクの素材が真鍮から鉄に切り替わったことで新たに200Aが誕生します。
200Aは誕生からおよそ8回ものマイナーチェンジを経ながら姿形を少しずつ変えており、約30年間という期間の中でコールマンを代表するランタンとして活躍します。しかし1984年に現行でも販売されている286という後継モデルにそのバトンを渡して歴史を閉じます。
細かく言えば200A一つ一つに特徴やマイナーチェンジが行われた経緯がありますが、ご自身で使用される200Aがどの時期のものなのか、そしてその200Aがどんな特徴を持っているのか、そんな面白さを感じることができるランタンが200Aというわけです。
余談ですが、200Aが製造されていた1951年からその歴史を閉じる1984年までの約30年間は日本で流行した第一次キャンプブーム世代の方々が産まれた時期と被る方が多い為、『バースデーランタン』としても認知されており、違った角度からビンテージランタンと触れ合うこともできます。
200Aというモデルに限ったことではありませんが、現存するランタンには必ずその作り手と製造に至った経緯があり、そこを深堀りしていくことで見た目からは分からない「歴史」を感じることができます。
その「歴史」に触れて興味を持てれば、きっとその時点でビンテージの世界に足を踏み入れているに違いありません。
まとめ
話が長くなってしまいましたが、「ビンテージランタン」に足を踏み出すきっかけとして今回は3つの魅力についてご紹介させていただきました。
もちろん今回ご紹介した魅力は「ビンテージランタン」のほんの一部。
実際にビンテージランタンを使って更なる魅力をご自身で発掘し、体感していただきたいと思います。
現在まで製造が続いているブランドやモデル、または世界的な経済状況から淘汰され、ブランド自体が消滅してしまったものもあります。
そんな数限りない選択肢の中でご自身で気に入ったランタンを見つけて「ビンテージ」の世界を楽しんでみてはいかがでしょうか。