投稿日:2020.06.26 | 最終更新日:2020.07.14
2020.6連載 #1
みなさん、こんにちは!
Hyper Camp Creatorsのヤマケンです!!
ヤマケン:キャンプブロガー・イラストレーター
2年間の日本全国キャンプ旅で約250ヶ所のキャンプ場でキャンプ。
その後3年間千葉の有名キャンプ場でスタッフとして、キャンパーのサポートを。
現在は自分たちのキャンプ場を作るために奔走中!キャンプのイラストも描きます。
前回より4つのテーマで連載を頂いております「ヤマケンがかたる」。
この連載は「ソロキャンプ」に興味を持っている方をちょっとでも後押しすることを目的としています。
また、キャンパーのみなさまと「キャンプの楽しさを共有したい!」と思っています。
前回は焚き火の魅力、楽しみ方、ご自宅での焚き火の妄想についてかたりました。
ヤマケン焚き火の魅力をかたる
今回はキャンプの楽しみ方のひとつ、キャンプ道具についてかたっていきます。
キャンプ道具?ただの道具のなにが楽しいの?と思われる方もいるかも知れませんが、キャンプ道具抜きにはキャンプの楽しさはかたれません!
キャンプをするためにはもちろん道具が無いと出来ませんよね。
キャンプという目的を達成するための、手段としてのキャンプ道具ではありますが、実はこの手段がキャンプの楽しさそのものかも?
本当に沢山のキャンプ道具が今世の中にはあって、それらの中から自分だけの相棒を探す、ある意味旅のような遊びが実はキャンプ道具にはあるのです。
当記事であるパート1では下記について述べていきます。
- キャンプ沼・キャンプ道具沼ってそもそもどういうことなの?
- キャンプ道具って今どういう感じなの?
- キャンプ道具沼を今なぜ紹介するのか?
興味を持っている方、キャンプを楽しんでいる方はもちろんですが、今回は特に
「キャンプを始めてみたけど、全然おもしろくない!!」
という方の背中を少しでも押せるようなお話をしたい と思っています。
誰にもお願いされていないわたしの人生の使命が
「キャンプの楽しさを可能な限り沢山の人に楽しんでほしい。楽しくないと思うなら、その理由を取り除いてあげたい」
というもので、癖が強くてすみませんが、お付き合いお願いします!!
キャンプ沼?キャンプ道具沼?キャンプの奥深さはまるで沼!!
前回の記事の中で「キャンプ沼」というお話を少しだけしました。
先に、そもそも「キャンプ沼」が何なのかについてご説明しますね。
キャンプを始めてその楽しさにどんどんハマっていくと、あまりにも楽しすぎてキャンプから抜け出せなくなる人が多いです。
この現象を「キャンプ沼にハマる」と表現します。
キャンプの深み、人はそれをキャンプ沼と呼ぶ
キャンプは楽しみ方が千差万別で、キャンパー(キャンプを楽しむ人)の数だけあると言えます。
そして、ひとつ楽しみだすと「あの楽しみ方はどうなんだろう?」「このキャンプスタイルはどうなんだろう」と他のキャンプの楽しみ方が気になり始めます。
気になった他のキャンプスタイルを楽しんでいると、突然原点回帰的に「あ、もともとのキャンプスタイルってやっぱり楽しいなぁ。」と戻ってきたりします。
更に言えば、自分のキャンプスタイルに他の楽しみ方をミックスしていくことも出来るので、キャンプの楽しさはいつまでも経っても終わることがないのです。
一歩踏み入ると脱出しにくい、どんどん深みにハマっていく様がまるで沼のようであるから、キャンプ沼と呼ぶのです。
このように、キャンプ沼とはキャンプの楽しみ方の多さ、奥深さを表す言葉。
キャンプ沼にハマったキャンパーは、キャンプの深みにハマった、魅了された人々といえます。
大げさな表現かもしれませんが、20代を文字通り丸々キャンプに捧げてもなお、その深奥に全く迫れないほどに深みの世界。それがキャンプ沼。
キャンプ道具の奥深さ=キャンプ道具沼
では今回お話するキャンプ道具沼は一体何かというと、キャンプ沼の中のひとつ、キャンプの楽しみ方のひとつです。
なぜキャンプ道具沼を今回紹介するのかというと、まさに”沼”の様相が濃く現れるからです。
言うなればキャンプ道具沼は、キャンプ沼中の沼。沼of沼s。とにかく奥深い。
ここまで10年弱キャンプを楽しんでいますが、いつまで経っても出口が見当たらないです。
そんなわけでキャンプの楽しさを伝える上で、道具沼についてお話しないわけにはいきませんのでかたらせていただきます!!!
- キャンプは楽しみ方の選択肢が多く、組み合わせで楽しむことも出来る
- キャンプをやればやるほど色んな楽しみ方に出会ってしまって、終わりがない
- このキャンプの楽しみ方の奥深さ=キャンプ沼
- キャンプ道具沼はキャンプ沼の中でも有数の(?)沼
終わりのないキャンプ道具 だからこそ誰にでも楽しめる
各種沼 | どんな沼? |
---|---|
ヴィンテージ沼 | 古いキャンプ道具にハマる沼 |
ハイエンド沼 | 高機能なアイテムにハマる沼 |
使い勝手沼 | 使い勝手の良い悪いにハマる沼 |
UL(ユーエル)沼 | Ultra Light(めっちゃ軽くて小さい)道具にハマる沼 |
国沼 | 特定の国のアイテムにハマる沼 |
スペック沼 | 道具それぞれの機能性にハマる沼 |
ざっと挙げてこの様です。他にもキャンプ道具沼は存在します。
ちなみにわたしの道具沼については最後のパートで詳細を例示しますが、
- ヴィンテージ沼
- 使い勝手沼(悪い方)
- 調理器具沼
の3つにどっぷりハマっています。
急速に広がるキャンプの楽しみ方とキャンプ道具の発展
ここで少しキャンプ道具の現状について少し考えてみます。
キャンプは今ブームと言える盛り上がりを見せています。
そのブームによってキャンプ道具も日に日に増えています。
大手キャンプメーカーが毎年たくさんの新商品を開発・発売していることに加え、ガレージブランドと呼ばれる中小規模ブランドが増えました。ニッチな道具が多数販売されています。
とにかくキャンプ道具は色んな種類のもの、カテゴリのものがとにかく増えているのです。
また、これまでキャンプといえば、GWや夏休みにファミリーやグループが楽しむレジャーでした。中にはソロキャンプを楽しんでいた人もいましたが、主流派では決してありませんでした。
それがここ数年のブームのおかげで多様化が進み、ソロキャンプ・デュオキャンプ・女子キャンプ・ブッシュクラフトキャンプなど、キャンプスタイルも多岐に渡るようになりました。
その結果、キャンプ道具も各スタイルに合わせて開発・発展・流通し始めたのです。
ある意味今のキャンプは、キャンプ道具沼フィーバータイム状態。
永遠に楽しめるくらい、キャンプ道具については選びたい放題な現状です。
余談ですが、この道具のヴァリエーションに魅了されて意味もなくワイルドワンなどのアウトドアショップに入り浸る人も多い。
アウトドアショップを場所としての“沼”と、敬意を込めてそう呼びます。
カテゴリが沢山あるからこそ、自分の好みが絶対にある
このようにキャンプ道具には多様なカテゴリ、沢山のメーカー・ブランドがあります。
なぜ今回キャンプ道具沼についてかたるのか、と言えば、まさにこの選択肢の広さを伝えたいからです。
キャンプは楽しいらしいと興味を持ってくれた方が「じゃあ実際にどういう楽しみ方があるの?」と気になる。
そんな方に「こんな楽しみ方があるけど、どう?響かないかな?」という提案をしたいと思ってこの連載を書かせて頂いております。
あるいは、「キャンプを始めてみたけど、全然おもしろくない」という方もいるかも知れません。
キャンプブログをこれまで7年間書いてきて、キャンプの楽しみ方を書く中で、一方で「楽しくないならキャンプをしなくても良い」などの記事を書くこともありました。
キャンプ場スタッフをしていて、お客様が「本当はキャンプはしたくない」という方とお話させていただくこともありました。
その中で「自分がハマる、自分が楽しいと思うキャンプの楽しみ方に出会っていないだけ」という事がだんだんと分かってきました。
焚き火が好き、調理が好き、美味しい物を食べるのが好き、お酒を美味しく飲むのが好き、景色を眺めるのが好き。
キャンプには沢山「好き」があります。「自分が楽しいと思うキャンプの楽しみ方」があります。
キャンプ道具はその入口にあります。
キャンプには沢山の楽しみ方があるんだと言うことを、キャンプ道具の多さが示していくれていて、 その沢山のキャンプ道具があって、そこから見つけられる自分だけのキャンプの楽しみ方がある。
だからこそ、今回はキャンプ道具沼についてお話させて頂きます。
もちろん、虫が苦手だったり、そもそも外で寝る事自体が合っていない方については無理する必要がありません。
でも、キャンプ道具は本当に沢山あります。
虫対策が出来るキャンプ道具も今は多く出ています。
寝心地が悪いから眠れないのであれば、コットやマット、枕、寝袋など、快眠を促す道具も沢山あります。
キャンプ道具沼とは少し変わってしまうお話ですが、キャンプ道具が「キャンプの楽しくない」を解消してくれることもあるのです。
- いろんなカテゴリがあるのがキャンプ道具!好きな楽しみ方が見つかるはず!
- キャンプブームでキャンプスタイルの多様性が増え、それに伴って沢山のキャンプ道具があるよ!
- キャンプにハマらなかった人は、ハマる楽しみ方に出会わなかっただけかも!
- キャンプ道具を変えるだけで苦手意識も無くせることもあるよ!
続きはこちらからどうぞ⇨【6月連載②】ヤマケン、キャンプ道具沼の楽しみ方をかたる