意外と簡単!?ガソリンランタンの点火方法

投稿日:2021.02.01

ここ数年、明るさの向上や様々なデザインのLEDランタンが登場したこともあり、LEDランタンしか使っていないキャンパーも多いのではないでしょうか?

最近のLEDランタンはサイトを照らすには十分明るいですが、LEDランタンは電気の光のため【キャンプサイトの雰囲気】という点では、やはりLEDランタンよりガソリンランタンなどの燃料を使うランタンがオススメです。

 

とはいえ、ガソリンランタンなどの燃料を使うランタンは使い方やメンテナンスが難しそう・・というイメージが強いと思いますが、一度覚えてしまえば簡単ですので今回はガソリンランタンの仕組みや点火方法をご紹介します。

 

各パーツの名称

 

色々とパーツがありますが、『ひとまずこのパーツを覚えておけばOK』というパーツはこちらになります。

 
■マントル:発光体となるもので、ライトでいう電球の部分
 
■グローブ:マントルを風などから保護するもの(ガラス製が多い)
 
■ポンプノブ:燃料タンク内の圧力を上げるためのノブ
 
■火力調整ノブ:火力の調整や消火などを行うつまみ
 

準備するアイテム

 
  • ガソリンランタン
  • ホワイトガソリン(ガソリンスタンドで買えるガソリンでは無く、ランタン専用の精製純度の高いホワイトガソリン)
  • マントル
  • ライター(先端の長いタイプがオススメ)
 

点火の手順

 

①燃料(ホワイトガソリン)を入れる

 
 
燃料を注ぐ際は、燃料缶の口を上部にして注ぐと
燃料をこぼさずにうまく入れられます
 

ランタンの燃料タンクに、燃料の注入専用アイテムを使って燃料を入れていきます。

燃料を入れすぎると空気圧をかけるスペースがなくなり、不完全燃焼の原因となるため、タンクの「8分目」を目安に入れましょう。

コールマンのガソリンフィラーというアイテムを使うと、8分目で止まりますのでオススメです。

 

②ポンピング

 

ポンプノブを左に回してロックを解除し、ポンプノブの先端にある小さな穴を押さえながらポンピングを行います。

ポンピングの回数は、燃料の量にも左右されるため、ある程度固くなったところを目安としましょう。

 

ポンピングを行うことでタンク内を加圧させて、加圧された空気と一緒に燃料をジェネレーターへ送り出すため、この圧のかかりが弱いと不完全燃焼の原因にもなってきますのでしっかりとおこないましょう。

 

③マントルを装着します

 

ベンチレーターとグローブを外し、マントルについているヒモを本体に結び付け、結び終えたら余分な糸を切ってください。(マントルが抜けてしまうと発光しないので、しっかり結びつけましょう)

 

④マントルを空焼きします

 

ランタンに取り付けたマントル全体を、ライターであぶる”空焼き”という作業を行います。

空焼きにムラがあるとうまく発光しないため、マントルの全体が白くなるまでしっかりと空焼きをおこないましょう。

 

注意点としては、空焼き後のマントルは風や振動などでも簡単に破れてしまうので取扱いは注意!!やさしく取扱いましょう。

 

⑤ランタンを点火

 

ポンピングがしっかり出来たら、いよいよランタンを以下の手順で点火していきます。

 

1.グローブの下にある小さな穴から、着火したままガスライターを入れます

2.火力調整ノブを少し回し「シュー」と空気が出る音がするか確認

3.「シュー」という音が「ジュジュジュ」という音になるまで火力調整ノブを回し点火させます

 
「シュー」や「ジュジュジュ」という音が聞こえない場合は、ポンピング不足の可能性がありますので、②のポンピングを再度行ってみてください。
 
点火の瞬間、一瞬炎があがることがあるため、なるべく顔は近づきすぎないように注意しましょう。
 

点火したら、マントルの発光が落ち着くまで②のポンピング作業を行いましょう。

その際、ランタンのグローブやベンチレーターが高温になりますので、触らないように気をつけましょう。

 

消火方法は、火力調整ノブを締めれば消火しますが、ジェネレーターと呼ばれる燃料を送る筒の中に燃料が残っているためすぐには消えず、徐々に消えていきますので安心してください。

完全に消火したら、燃料キャップを緩めてタンク内の空気圧を抜いておきましょう。

 

次回はランタンの簡単なメンテナンス方法などをアップしていこうと思いますのでお楽しみに!!

 

動画もありますので、こちらもチェックしてみてください♪