トレファクスポーツアウトドア三芳店

番外編！孤高の山行報告5 〜晩秋の雨飾山〜

2019.11.07

ずっと台風やらなんやらで山に行けていませんでしたが、ようやく行って来れました。

今回も番外編として最近の山行をUPしたいと思います！

前回の山行記録はこちら！⇩
番外編！孤高の山行報告4 〜北岳・間ノ岳！日帰りタイムアタック！その1

妙高山域の最西部・双耳峰の雨飾山

個人的に日本100名山で上信越エリア最後の山となる雨飾山。

“あまかざりやま”と呼びます。

何とも日本語の響きが綺麗な山の名前ですよね。

場所は新潟県と長野県の県境で、山頂からは日本海、妙高山域の山々や北アルプス山系の
景色が360°見渡せる絶景の山になります。

また、山頂からは“女神”に会える山としても有名です！

では魅力いっぱいの雨飾山の山行を書かせて頂きます！

雨飾高原キャンプ場

雨飾山へのルートは長野県・小谷温泉側から登るルートと、新潟県・雨飾温泉側から登る
2ルートですが、今回は長野県側から登ります。

起点は“雨飾高原キャンプ場”の登山者用駐車場。

長野ICから約1時間30分で到着です。

夜中の3時頃に家を出て、雨飾高原キャンプ場に着いたのは6時20分頃で先着は6台ほど。

トイレと登山届を記入していざ！登山開始です！

このコースは400m毎に標識が出てくるため、道迷いの心配もなく安心して登れます。
またこの標識は全部で11カ所出てきますので、山頂までの目安としてペース配分を考えたり
するのに活用出来ます。

400m×11なので片道4400mの歩行距離という訳です。

大海川原(おみがわら)〜荒菅沢(あらすげさわ)

スタートしてから大海川原に沿って湿原地を歩いていきます。

既に11月に入っているため、登山道は霜が降りているため木道は滑ります。
小川には岩魚が悠々と泳いでいました！

しばらく気持ちの良い平坦な林道を歩くと、荒菅沢へと向かうブナ林の急登が始まります。
荒菅沢へ至るまでに一度山を越える必要があるため、登って下って、再度山頂に向かって
登る行程となります。

新潟周辺の山域は粘土質の特徴的な土なので湿っていると滑りやすく、至る所で滑ったんだろうな
と思える跡が付いていました。

皆さん行かれる際は気を付けて下さい。

登りが終わり、荒菅沢への下りが始まる合図は、目の前に広がる雨飾山の絶景です。
ここから有名な岩壁の布団菱(フトンビシ)の迫力ある景色が登山者の気持ちを駆り立てます！

荒菅沢まで下り、渡渉して反対岸の尾根を笹平まで登り詰めます。
因みに100名山の著者である深田久弥が雨飾山を登った時は、この布団菱を直登したそうです。

今現在はどこの100名山も登りやすいように登山道がしっかりと付けられている場所がほとんど
ですが、深田久弥が登った際は、より難易度の高い山行だった事が本を読むとよく分かります。

100名山制覇もより難易度は高かったはずなので、我々は恵まれていますね！

急登から笹平

荒菅沢を渡渉したら、すぐ右側に笹平へ続く急登が始まります。

約1km程、ガレ場やハシゴの掛かる細い尾根を登り詰めれば、平らな景色が広がる笹平です。

下から見る雨飾山とは想像できない景色に、なんとも笑みがこぼれます。
これは来ないと分からない絶景です。

山頂は笹平の先にある大きな塊の上です！

笹平は樹氷のように凍っていて、冬の到来を教えてくれています。
気温は-2度程だったので、夜はもっと冷えると思います。

雨飾山山頂

雨飾高原キャンプ場をスタートしてから2時間、遂に山頂へ到着です！

山頂は南と北に2つのピークがあり、標識がある方が南のピークです。
山頂からは360°見渡せる絶景が広がり、北は日本海、東側は妙高山域の山々、西側は
北アルプスの山域と2000mに満たない山の景色とは思えない絶景です！

そして冒頭にお話しした“女神”ですが、山頂に向かう笹平の道を上から見ると、ちょうど
女性の横側に見えてくるではありませんか！！？

そうです。

これこそ雨飾山の女神と呼ばれるインスタ映えポイントなのです。

何度も言いますが、1963mと2000mに満たない山なのに景色の満足度は3000ｍ級の
山々と同等以上だと感じました。

山行まとめ

3度目の正直となる雨飾山に晴天の中行くことが出来ました。

本当は紅葉の綺麗な山なので10月のシーズン中に来たかったのですが、なかなか天気と
予定が合わず、流れ流れでの11月登山でしたが、逆に空いていたのと冬の訪れを感じられる
幻想的な景色を楽しめたため結果オーライです！

歩行距離：8.8km
累計標高差：1075m
時間：3時間20分(登り2時間、下り１時間20分)

標準時間が6時間20分のため、約半分程の時間で往復出来ました。(休憩時間を除く)
やっぱり登りは得意ですが下りが苦手になってきました。

粘土質の土で滑ったのも原因の一つではありますが、脚が安定せず筋力の衰えを感じます。
登山の体力や筋力は、登山をする以外での強化はなかなか負荷を掛けにくいため、山に行けない
時間が空くとその分衰えやすいとも言えます。

毎週登山が出来る人生を目指して頑張りたいと思います。

上信越地域の100名山ラストとなった雨飾山はクライマックスに相応しい山でした！

・雨飾山
・火打山
・妙高山
・高妻山
・巻機山
・苗場山
・越後駒ケ岳
・平ケ岳
・谷川岳
・草津白根山
・四阿山
・浅間山

計12座コンプです。

もう少しで東北地方もコンプ出来そうなので、また山に行った際は報告させて頂きます。
ありがとうございました！

歩行距離：8.8km
累計標高差：1075m
時間：3時間20分

標準時間が6時間20分のため、約半分程の時間で往復出来ました。(休憩時間を除く)
登りでの体力の使い方、行動食の入れ方、アミノ酸の摂取など、バテナイ体作りを
目指す本を読んでいるため、少しアスリートになったような生物学や化学を取り入れた
登山になっています。

いや〜登山って本当にいいものですね。